れんじし【連獅子】
歌舞伎舞踊。長唄。河竹黙阿弥作詞。能「石橋(しゃっきょう)」の小書(こがき)にある白頭と赤頭の親子の獅子の舞を歌舞伎に移したもの。2世杵屋勝三郎作曲の通称「馬場連」と3世杵屋正次郎作曲の通称「瀬...
れん‐じゅ【連衆】
《「れんじゅう」とも》 1 連歌・連句の会席に出て詠み合う人々。 2 江戸幕府で、連歌始めのとき、連歌師とともに出席した役。多くは神官・僧侶が任ぜられ、寺社奉行の支配下にあった。
れん‐ぱい【連俳】
1 連歌と俳諧。 2 俳諧の連句。
れんぱいしょうし【連俳小史】
佐々醒雪の著書。上代から近古までの連歌・俳諧の歴史をたどり解説する。明治27年(1894)から明治29年(1896)にかけて「帝国文学」に連載。明治30年(1897)刊行。
れんり‐の‐えだ【連理の枝】
《白居易「長恨歌」から》連理となった枝。夫婦・男女の仲むつまじいことのたとえ。
れんりひしょう【連理秘抄】
南北朝時代の連歌論書。1巻。二条良基著。正平4=貞和5年(1349)ごろの成立。「僻連抄」を改訂したもの。前半は連歌の沿革、作句の心得などを述べ、後半は式目で、「応安新式」のもととなるものと考え...
れんり‐びき【連理引き】
歌舞伎の演出・演技の一種。怨霊などが手をのばして人間を後ろから引っぱる形をすると、人間は襟首などをつかまれた体で後退しながら戻るもの。
ろう‐えい【朗詠】
[名](スル) 1 詩歌などを、節をつけて声高くうたうこと。吟詠。「人麿の歌を—する」 2 平安中期から流行した歌謡で、漢詩文の一節を朗吟するもの。中世以降、雅楽化された。詞章となる詩歌を収めた...
ろう‐ぎん【朗吟】
[名](スル)声高く詩歌を吟詠すること。「—して、飛過(ひか)す洞庭湖」〈芥川・杜子春〉
ろうさい‐ぶし【弄斎節】
《弄斎という僧侶が隆達(りゅうたつ)節を変化させて始めたところからという》江戸初期の流行歌謡。京都の遊里で発生し、のち江戸でも流行。はやり歌の三味線伴奏と七七七五の詞形の確立を促し、地歌・箏曲(...