じょう‐ふく【常服】
1 ふだん着。 2 江戸時代、武士が出仕の際に常用する麻上下(あさがみしも)。
じょうへいてんぎょう‐の‐らん【承平天慶の乱】
承平・天慶年間(931〜947)に起こった、平将門(たいらのまさかど)の反乱と藤原純友(ふじわらのすみとも)の反乱。将門は関東に勢力を伸ばしたが、天慶3年(940)敗死、純友は瀬戸内海で反乱を起...
じょう‐ほくめん【上北面】
《「しょうほくめん」とも》北面の武士のうち、四位または五位の者。→下北面(げほくめん)
じん‐がさ【陣笠】
1 室町時代以後、陣中で主として足軽・雑兵(ぞうひょう)などが用いた笠。薄い鉄、または革で作り、漆を塗って、兜(かぶと)の代用としたもの。後世は外縁を反らせた塗り笠で、武士の外出に用いた。 2 ...
じん‐どうふく【陣胴服】
戦陣で、武士が鎧(よろい)の上に着る胴服。袖なしのものを陣羽織、袖つきのものを陣胴服と区別することがある。
じん‐ばおり【陣羽織】
近世、武士が陣中で、当世具足の上に着用した上着。普通は袖がなく絹・ラシャ・麻・革などで作り、刺繍(ししゅう)を施したものもある。具足羽織。押羽織。陣胴服。
じんべえ‐ばおり【甚兵衛羽織】
陣羽織に似て、木綿製で綿入れの袖無し羽織。下級武士・民間用。
すあい【牙儈】
1 売買の仲買をする者。また、その手数料。周旋料。才取り。すわい。「商人(あきんど)の—を取るとは、武士の風上にも置かぬ奴」〈浮・世間猿〉 2 (「牙婆」「女商」「数間」などとも書く)「牙儈女」...
すい‐ぐん【水軍】
1 水上で戦う武士団。特に中世、瀬戸内海や西九州沿岸で活躍した村上水軍や松浦党が有名。 2 海軍。「この小童、忽ち大志を生じ、—の人とならんと思い」〈中村訳・西国立志編〉
すずき‐もんど【鈴木主水】
享和元年(1801)内藤新宿の遊女白糸と情死した武士の名。また、その事件を主題とした戯曲や歌謡。歌謡では踊り口説(くど)きなどに今も残り、歌舞伎では嘉永5年(1852)江戸市村座初演の3世桜田...