はつ‐じん【発軔】
1 歯止めを取り除いて車を動かすこと。旅立つこと。「あるじに明朝の—を告げたり」〈鴎外訳・即興詩人〉 2 物事を始めること。
は‐なみ【歯並(み)】
歯の並びぐあい。はならび。
は‐ならび【歯並び】
歯の並びぐあい。はなみ。「—がよい」
歯(は)に衣(きぬ)着(き)せ◦ぬ
思ったとおりをずけずけと言う。「—◦ぬ批評」 [補説]「衣(きぬ)」は衣服のこと。「歯に絹着せぬ」と書くのは誤り。
は‐にく【歯肉】
歯の根もとの肉。はぐき。
は‐ぬけ【歯抜け/歯脱け】
1 歯が抜けおちていること。 2 そろいのものが、ところどころ抜けてないこと。「全集の一部が—になっている」
は‐ぶし【歯節】
歯茎。また、歯。「怒りの—に噛みしめ食ひ裂き」〈浄・彦山権現〉
歯節(はぶし)へ出(だ)・す
口に出して言う。口外する。「友達の義理を思ひ、歯ぶしへも出さなんだ」〈浄・浪花鑑〉
は‐ブラシ【歯ブラシ】
歯磨き用の小さなブラシ。
は‐へん【歯偏】
漢字の偏の一。「齢」「齦(こん)」などの「歯」「齒」の称。→歯(し)