歳寒(さいかん)の松柏(しょうはく)
《「論語」子罕(しかん)から。松や柏が厳寒にも葉の緑を保っているところから》節操が堅く、困難にあっても屈しないことのたとえ。
さい‐きょう【歳刑】
暦注の八将神の一。水星の精で、地を守護する神。この神の方角にあたる土地を耕作することを忌む。
さい‐けい【歳計】
国または地方公共団体の一会計年度における歳入・歳出の総計。「—欠損」
さいけい‐じょうよきん【歳計剰余金】
国または地方公共団体の一会計年度における歳入額から歳出額を差し引いた残額。翌年度の歳入に繰り入れる。
さいけん‐せん【歳遣船】
室町時代以後、修好・交易のために朝鮮に派遣された船。約条により船数が制限されていた。明治4年(1871)廃止。歳船。
さい‐げつ【歳月】
としつき。年月。「完成に一〇年の—を要する」「五年の—が流れた」
歳月(さいげつ)流(なが)るる如(ごと)し
年月は、水の流れのようにとどまることなく刻々と過ぎ去っていく。光陰矢の如し。歳月人を待たず。
歳月(さいげつ)人(ひと)を待(ま)たず
《陶淵明「雑詩」其一から》年月は人の都合にかかわりなく、刻々と過ぎていき、少しもとどまらない。
さい‐さ【歳差】
歳差運動のため、天の北極が黄道の極のまわりを約2万5800年で1周し、春分点が黄道上を毎年約50秒ずつ西方へ移動する現象。
さい‐さい【歳歳】
としどし。毎年。「年々—」