かせきのもり【化石の森】
石原慎太郎の長編小説。劇薬による殺人に走る医学生の精神の軌跡を描く。昭和45年(1970)刊行。第21回芸術選奨文部大臣賞受賞。昭和48年(1973)、篠田正浩監督により映画化。
かつじん‐けん【活人剣】
本来、人を殺傷する目的のための刀剣が、使い方によって人を生かすものとしてはたらくこと。⇔殺人剣。→殺人刀活人剣(せつにんとうかつにんけん)
かん‐けつ【奸譎/姦譎】
[名・形動]よこしまで、心にいつわりが多いこと。また、そのさま。かんきつ。「この残酷にして—なる神の悪戯に堪(た)うる能(あた)わず」〈芥川・開化の殺人〉
かんさつ‐しょぶん【観察処分】
過去に無差別大量殺人事件を犯した団体を公安調査庁の監視下に置くこと。団体規制法に基づく規制措置で、オウム真理教を対象とする。
かんせつ‐じさつ【間接自殺】
自殺することができず、殺人など重大な犯罪を実行し死刑になることで自分の命を絶つこと。
がいいん‐し【外因死】
外傷・中毒・窒息など、外部で生じた原因による死亡。特に、事故や殺人などによって外傷を受けたことによる死亡。⇔内因死。
ガラスのハンマー【硝子のハンマー】
貴志祐介の長編ミステリー小説。平成16年(2004)刊。翌平成17年(2005)、第58回日本推理作家協会賞受賞。ある会社で起きた密室殺人事件を、防犯コンサルタントと弁護士のコンビが解き明かす。
ガルトゥング【Johan Galtung】
[1930〜2024]ノルウェーの平和学者。戦争がない状態を平和とする消極的平和の考え方に対して、人権が尊重され幸福や福祉が保障されている状態を積極的平和として区別。戦争や殺人などの直接的暴力に...
き【鬼】
[常用漢字] [音]キ(呉)(漢) [訓]おに 〈キ〉 1 死者の霊魂。亡霊。「鬼哭(きこく)・鬼神/幽鬼」 2 死者。あの世。「鬼籍・鬼録」 3 この世のものとも思われない恐るべき存在。化け...
き‐しゅ【帰趣/帰趨】
「きすう(帰趨)」に同じ。「ふと予の殺人の動機に想到するや、予は殆(ほとんど)—を失いたるかの感に打たれたり」〈芥川・開化の殺人〉