けいしちょうぞうし【警視庁草紙】
山田風太郎の伝奇小説。維新後の東京を舞台に、ある殺人事件をめぐる警視庁と元江戸南町奉行所の面々による知恵比べを描く。実在人物と架空人物が交錯する娯楽作品。昭和48年(1973)より「オール読物」...
けいじ‐そしょうほう【刑事訴訟法】
刑事訴訟の手続きを定めている法律。昭和23年(1948)に従来のものを全面改正、翌年施行。 [補説]平成16年(2004)の改正で、一定の事件について、起訴前の被疑者にも国選弁護人を付けることが...
けいじ‐はん【刑事犯】
その行為が、法の規定がなくてもそれ自体で反社会的・反道義的であるような犯罪。殺人・放火など。自然犯。
けいほう‐はん【刑法犯】
刑法、および暴力行為等処罰法・爆発物取締罰則・組織犯罪処罰法などの法律に規定される、殺人・強盗・放火・強姦(強制性交等)・暴行・傷害・窃盗・詐欺などの犯罪。→特別法犯 →一般刑法犯
げしゅ‐にん【下手人】
《「下手」は物事に手をくだす意》 1 直接手を下して人を殺した者。殺人犯。げしにん。「—を捕らえる」 2 江戸時代、庶民に適用された斬首刑。死刑のうちでは軽いもので、財産の没収などは伴わない。げ...
こい‐はん【故意犯】
故意を要件とする犯罪。殺人罪・窃盗罪など。→過失犯
こうかん‐さつじん【交換殺人】
殺意を持った複数の人物が、殺意の対象となる人物を交換して殺人を行うこと。推理小説の題材となることが多い。動機が不明確なため、殺害の容疑者になりにくく、また殺意の対象となる人物が殺害された時にアリ...
こうそうのしかく【高層の死角】
森村誠一の長編推理小説。ホテルを舞台とした密室殺人事件を描き、昭和44年(1969)の第15回江戸川乱歩賞を受賞。同年刊。
こう‐れい【伉儷】
《「伉」も「儷」も、つれあいの意》夫婦。また、夫婦の仲。「子爵と明子とが—を完(まっと)うせんは」〈芥川・開化の殺人〉
こ‐かく【孤客】
一人で旅をしている人。「遠く万里の—となり」〈芥川・開化の殺人〉