にょ‐そう【女僧】
女性の僧侶。尼(あま)。比丘尼(びくに)。
はらい【波羅夷】
《(梵)pārājikaの音写。極悪・重禁・断頭と訳す》仏語。戒律のうちで最も罪の重いもの。ふつう婬戒・盗戒・殺人戒・大妄語戒の四つをさす。犯した比丘・比丘尼は教団から追放される。
ひっしゅ【苾蒭/苾芻】
《(梵)bhikṣuの音写》比丘(びく)。僧侶。
びくさだ【比丘貞】
狂言。一人息子の元服親になってほしいと頼まれた老尼は、自分の通称の「庵」をとって庵太郎(あんだろう)とつけ、名のりも自分の比丘と相手の家の通り字の「貞」を合わせて比丘貞とつける。
びくに【比丘尼】
1 《(梵)bhiksunīの音写》出家得度して具足戒(ぐそくかい)を受けた女性。尼僧。 2 中世、尼の姿をして諸国を巡り歩いた芸人。 3 江戸時代、尼の姿をした下級の売春婦。 4 「科(とが)...
びくに‐せった【比丘尼雪駄】
江戸時代、比丘尼2が用いた雪駄。かかとが隠れるように後ろ端を反らし、ひねった鼻緒をすげたもの。
ふ‐きゅう【負笈】
《笈(おい)を負って遠くへ行く意》遠くへ勉学に出かけること。遊学。「—して明師に参学すべし」〈正法眼蔵・四禅比丘〉
ふしゅ‐しょうがく【不取正覚】
仏語。阿弥陀仏がまだ法蔵比丘(びく)であった昔に、一切衆生を救うために四十八願を立て、願が成就しなければ自分は仏とはならないと誓った、その結びの言葉。
ぶん‐だい【文台】
1 書籍・硯箱(すずりばこ)などをのせる台。また、歌会や連歌・俳諧の会席で、短冊・懐紙などをのせる台。 2 歌比丘尼(うたびくに)の持つ手箱。 3 能の作り物の一。竹で机の形を作って紅の絹ひもで...
ほう‐ぞう【法蔵】
仏語。仏陀(ぶっだ)が説いた教え。また、それを記した経典。仏法蔵。 「法蔵比丘(びく)」の略。