ばら‐げ【散毛】
1 「散(ばら)け髪1」に同じ。 2 加工していない綿毛。
ひき‐まゆげ【引(き)眉毛】
「引き眉(まゆ)」に同じ。
ひざ‐くりげ【膝栗毛】
膝を栗毛の馬の代わりにして旅をすること。徒歩で旅行すること。「番組を勤め済まして、あとを—で帰る途中であった」〈鏡花・歌行灯〉
十返舎一九作の滑稽本「東海道中膝栗毛」、およびその続編の略称。
ひばり‐げ【雲雀毛/鶬毛】
馬の毛色の名。黄と白とのまだらで、たてがみと尾と背の中央部とが黒いもの。雲雀鹿毛(ひばりかげ)。
ひ‐もう【皮毛】
獣などの、皮と毛。また、毛皮。
ひ‐もう【被毛】
一面をおおっている毛。特に、動物の体の表面をおおう毛。「やわらかい—の犬」
び‐じゅうもう【微絨毛】
動物の細胞表面にある小突起。成長期の卵母細胞、小腸や細尿管の上皮細胞、内耳や鼻の感覚細胞などにみられる。
びろう‐げ【檳榔毛】
1 檳榔の葉を裂いて糸のようにしたもの。 2 「檳榔毛の車」の略。
ふた‐け【二毛】
鹿の毛の地色に、他の色が加わること。夏は赤みを、秋は黒みを帯びる。「落ちかはる—の鹿のくもり星ややあらはるる夏はきにけり」〈夫木・七〉
ふ‐もう【不毛】
[名・形動] 1 土地がやせていて作物や草木が育たないこと。また、そのさま。「—な(の)地」 2 なんの進歩も成果も得られないこと。また、そのさま。「—な議論」