ふくら‐すずめ【膨ら雀/脹ら雀/福良雀】
1 まるまると太った雀。また、寒さに全身の羽毛をふくらませている雀。《季 冬》 2 紋所・文様の名。羽をのばした1の姿を図案化したもの。 3 女性の髪の結い方の一。2の形に似せて中央を締め、左右...
フクリン
《「ゴロフクレン」の略から》モスリンに似た薄地の梳毛(そもう)織物。ゴロフクレンよりも柔らかい。江戸時代から明治初期にかけてオランダなどから輸入した。 [補説]「服綸」「幅綸」とも書く。
覆輪(ふくりん)掛(か)・ける
一層はなはだしくする。輪をかける。「京の人へ—・けて」〈滑・膝栗毛・五〉
ふ‐しょう【不請】
1 仏語。請い望まれなくても救いの手をさしのべること。菩薩(ぼさつ)の慈悲救済をいう語。 2 自分では希望しないこと。いやいやながらすること。「町衆は—の袴、肩衣を着て」〈浮・一代女・三〉 3 ...
ふ‐しょく【不食】
1 食物を食べないこと。また、食欲のないこと。 2 「不毛1」に同じ。
ふじ‐あざみ【富士薊】
キク科の多年草。山中の砂礫(されき)地に生え、特に、富士山周辺に多い。高さ約1メートル。全体に太く大形で、葉は羽状に裂けて、多くのとげがあり、白い毛が生えている。秋、径10センチもある紫色の頭状...
ふじ‐かんぞう【藤甘草】
マメ科の多年草。山野に生える。全体に毛があり、ヌスビトハギに似るが、葉は5枚か7枚の小葉からなる羽状複葉。8、9月ごろ、淡紅色の蝶形の花をつけ、豆果を結ぶ。
ふじたきねん‐ていえん【藤田記念庭園】
青森県弘前市にある庭園。大正8年(1919)完成。弘前出身の実業家、藤田謙一によってつくられた。東北では平泉の毛越寺庭園に次ぐ広さを有する。
ふた‐け【二毛】
鹿の毛の地色に、他の色が加わること。夏は赤みを、秋は黒みを帯びる。「落ちかはる—の鹿のくもり星ややあらはるる夏はきにけり」〈夫木・七〉
ふち‐こま【斑駒】
種々の毛色がまじる馬。「天の—を逆剝(は)ぎに剝ぎて」〈記・上〉