はり‐つ・める【張(り)詰める】
[動マ下一][文]はりつ・む[マ下二] 1 十分に張る。一面にびっしり張る。「池に氷が—・める」「部屋に防音材を—・める」 2 気持ちを引き締める。緊張する。「神経を—・める」「会場の—・めた空...
はり‐の‐むしろ【針の筵】
《針を植えた敷物の意から》一時も心の休まらない、つらい場所や境遇のたとえ。「—に座る気持ち」
は・る【張る】
[動ラ五(四)] 1 広がりのびる。「根が—・る」 2 のばし広げる。「テントを—・る」 3 はちきれそうにふくらむ。ふとる。「腹が—・る」「木の芽が—・る」 4 大きく見せようとしてふくらせる...
はるけ‐どころ【晴るけ所】
気持ちの晴れるところ。心を晴らすところ。「すこし、物思ひの—ある心地し給ふ」〈源・賢木〉
はる‐の‐こころ【春の心】
1 春のころの気持ち。「世の中にたえて桜のなかりせば—はのどけからまし」〈伊勢・八二〉 2 恋心。春情。「今年より—し変はらずはまさぐられつつ君が手につむ」〈平中・九〉
はる‐の‐よ【春の夜】
春の、夜気が肌にやわらかくて、気持ちがはなやいでくるような夜。《季 春》「—や籠人(こもりど)ゆかし堂の隅/芭蕉」
はれ‐ばれ【晴れ晴れ】
[副](スル) 1 空がすっかり晴れ渡っているさま。「—(と)した秋の空」 2 少しもわだかまりなどがなく、気持ちがさっぱりとしたさま。「今一つ気分が—(と)しない」「—(と)した顔」
はん‐かん【反感】
相手の存在や言動に対して反抗する気持ち。反発の感情。「—を抱く」「—を買う」
ほうがん‐びいき【判官贔屓】
悲劇的英雄、判官源義経に同情する気持ち。転じて、弱者・敗者に同情し声援する感情をいう。
はんしん‐はんぎ【半信半疑】
[名](スル)信じられそうでもあるが、疑わしく思う気持ちもあって、どちらとも心の決まらない状態。「—で話を聞く」「巨勢は—したりしが」〈鴎外・うたかたの記〉