しゅ‐き【酒気】
1 酒のにおい。「無遠慮に—を吐きかける」 2 酒の酔い。「—を帯びる」「—をさます」
しゅく‐き【淑気】
新春のめでたくなごやかな雰囲気。《季 新年》「いんぎんにことづてたのむ—かな/蛇笏」
しゅん‐き【春気】
春の気配。また、春の気候。
しょう‐き【匠気】
好評を得ようとする気持ち。芸術家などが、自分の作品の出来栄えを見せびらかそうとする気どり。「作品に—が見える」
しょう‐き【小気】
[名・形動]気の小さいこと。また、そのさま。小心。小胆。「正直—の左中将や、腕白の藤吉や」〈蘆花・思出の記〉
しょう‐き【正気】
正常な心。確かな意識。「—を失う」「—に返る」「—の沙汰(さた)とは思えない」
しょう‐き【沼気】
沼などで、有機物の腐敗・発酵によって生成する気体。メタンを主成分とする。
しょう‐き【瘴気】
熱病を起こさせるという山川の毒気。「造りざま、小きながら三層四層ならぬはなし。こは—を恐るればなり」〈鴎外訳・即興詩人〉
しょう‐き【祥気】
めでたいけはい。瑞気(ずいき)。
しょう‐き【笑気】
一酸化二窒素(亜酸化窒素)のこと。麻酔用に使われ、吸うと顔がひきつれて笑った顔に見えるところからいう。