た‐にし【田螺】
タニシ科の巻き貝の総称。水田や池沼の泥中で越冬し、春、水底に現れる。貝殻は丸みのある円錐形で、殻高3.5〜7センチ。殻表は滑らかで黒緑色。卵胎生。日本には、大形のオオタニシ、中形のマルタニシ・ナ...
たぬき‐も【狸藻】
タヌキモ科の多年生の食虫植物。池や水田に浮かび、葉は細かく羽状に分かれ、捕虫袋をもつ。夏、10〜25センチの花茎を出し、黄色い唇形花を開く。球状の芽をつくって水底に沈んで冬を越す。
たん‐すい【湛水】
水田などに、水をたたえること。
たんすい‐ちょくはん【湛水直播】
稲の栽培で、耕して代掻(しろか)きも済んだ水田に、直接種もみをまく方法。寒冷地に適する。→乾田直播
たん‐ぼ【田圃/田んぼ】
《「たのも(田面)」あるいは「たおも(田面)」の音変化か。「田圃」は当て字》田。水田。
ちょうじ‐たで【丁子蓼】
アカバナ科の一年草。水田や湿地に生え、高さ40〜60センチ、茎は赤みを帯びる。葉は披針(ひしん)形。夏から秋に黄色い小花を開く。花びらは4枚で細く、子房が長い。たごぼう。
ちょうせん‐ぶな【朝鮮鮒】
トウギョ科の淡水魚。浅い池や水田などにすむ。全長8センチくらい。体は細長く、緑褐色で、繁殖期の雄は婚姻色を呈する。空気呼吸ができ、また水面に気泡の巣を作って産卵する。大正3年(1914)朝鮮半島...
ちり‐も【散藻/塵藻】
接合藻目チリモ亜目の緑藻の総称。単細胞で、湖沼・湿原・水田などにみられる。ツヅミモ・ミカヅキモ・クンショウチリモなど。
でん【田】
[音]デン(呉) [訓]た [学習漢字]1年 〈デン〉 1 たんぼ。畑。「田園・田地・田野/乾田・帰田・耕田・荒田・水田・桑田・美田・陸田」 2 物を産出する土地。「塩田・炭田・票田・油田」 ...
でんじ‐そう【田字草】
デンジソウ科の多年草のシダ。水田や池沼に生え、根茎は泥中をはう。葉は長い柄をもち、4枚の小葉が十字形につく。たのじも。かたばみも。よつばうきくさ。