あい‐しる【藍汁】
アイの葉を発酵させ、石灰乳を混和して、藍染めの材料の青藍(せいらん)を沈殿させた液。
あお‐じる【青汁】
1 青い汁。生の緑葉野菜のしぼり汁。 2 ほうれんそうなどをゆでてすりつぶし、白味噌をまぜてこし、煮出し汁で伸ばした汁。
あか‐だし【赤出し】
赤味噌、特に八丁味噌で作った味噌汁。元来は関西地方での呼び名。
あく【灰汁】
1 植物を焼いた灰を水に浸して得る上澄み液。アルカリ性を示し、古来、洗剤・漂白剤として、また染色などに用いる。 2 山菜や野草などに含まれる、渋み・えぐみなどのもとになる成分。「ウドの—を抜く」...
あつめ‐じる【集め汁】
大根・牛蒡(ごぼう)などの野菜や豆腐・串鮑(くしあわび)・干し魚など、種々の材料を取り合わせて煮込んだ味噌汁、またはすまし汁。邪気を払うとして5月5日に食べるものとされた。《季 夏》「巻昆布の中...
あぶら‐すまし【油清汁】
醤油と味噌とをすりまぜたものに、一度煮て冷ましたごま油を加えた煮汁。そばなどにかける。
阿呆(あほう)の三杯汁(さんばいじる)
汁のお代わりを3杯もするのは作法を知らないばか者であるということ。また、ばか者にかぎって大食をすることのたとえ。
あら‐じる【粗汁】
魚のあらを入れて作った汁。
いち‐じゅう【一汁】
一品の汁(しる)。
いちばん‐だし【一番出し】
鰹節(かつおぶし)と昆布を材料にして、最初にとるだし。吸い物や蒸し物に用いる。