わかしゅ‐じょろう【若衆女郎】
江戸時代、若衆の姿で客を引いた女郎。「近年傾城の端女に—といふあり」〈色道大鏡・三〉
わかしゅ‐まげ【若衆髷】
江戸時代、元服前の男子が結った髪形。前髪を残し、中剃りをして、元結で髷を締めて二つ折りにしたもの。女性もまねて結うことがあった。若衆髪。わかしゅわげ。
わか‐とう【若党】
1 若い侍。 2 若い従者。 3 江戸時代、武家で足軽より上位の小身の従者。
わかんごううん【和漢合運】
江戸時代の数学者、吉田光由の著作「和漢編年合運図」の通称。正保2年(1645)刊行。
わかんさんさいずえ【和漢三才図会】
江戸時代の百科事典。105巻。寺島良安著。正徳2年(1712)成立。中国の「三才図会」にならい、和漢古今の万物を掲げ、漢文で解説を施し、図解したもの。
わき‐かいどう【脇街道】
江戸時代、本街道以外の支街道。その主なものに水戸街道・美濃路・中国路・日光御成街道・日光例幣使街道などがある。脇往還。
わき‐きょうげん【脇狂言】
1 正式な五番立ての演能で、脇能の次に上演される狂言。めでたい内容の曲が多い。 2 江戸時代の歌舞伎で、1日の興行の最初に行う三番叟(さんばそう)に次いで演じられた狂言。祝言性の濃い儀礼的なもの...
わき‐ほんじん【脇本陣】
江戸時代の宿駅で、本陣の予備にあてた宿舎。
わきまち【脇町】
徳島県美馬(みま)市の地名。吉野川北岸に位置し、江戸時代より藍の集散地として発達。うだつ(袖壁)を備えた歴史的建造物の並ぶ一画は、国の重要伝統的建造物保存地区に指定されている。
わくら‐おんせん【和倉温泉】
石川県、能登半島の七尾市にある温泉。七尾湾に臨む。泉質は塩化物泉。江戸時代には源泉が海中にあり、涌浦(わくうら)と称した。