あいづ‐ごよみ【会津暦】
江戸時代、会津若松の諏訪(すわ)神社の神官によって作られた地方暦。
アイヌ
《アイヌ語で人の意》北海道を中心に日本列島北部、樺太(からふと)(サハリン)・千島(クリル)列島などに居住する民族。伝統的に狩猟・漁労・採集を主とする自然と一体の生活様式をもち、吟誦形式の叙事詩...
あいのやま‐ぶし【間の山節】
江戸時代、間の山で、代々、お杉・お玉と名のる女性が簓(ささら)・三味線に合わせて歌った俗謡。
あお‐ざし【青緡/青繦/青差】
青く染めた麻縄の銭差(ぜにさし)。また、それに差した銭。江戸時代、特に公儀から下賜するときに用いた。
あおびょうし【青標紙】
江戸時代、武家の制規・法令集。2編。大野広城著。前編は天保11〜12年(1840〜41)刊。武家諸法度・御定書をはじめ、軍役・衣服など、武家に必要な規則を記したもの。
浮き世
〔はかない世〕this transitory world, this fleeting life;〔現世〕this lifeそれが浮き世の習いというものだThat is the way of t...
うきよえ【浮世絵】
an ukiyoe (print);a woodblock print (depicting the ways of the world)説明Ukiyoe is a style of paint...
江戸
Edo; Yedo江戸の敵かたきを長崎で討つavenge oneself on a person in an unlikely place [way]江戸時代((in, during)) the...
歌舞伎
Kabuki; a type of traditional Japanese drama which follows highly-stylized forms and takes up sto...
切り捨て
1〔人を切って捨てること〕江戸時代は切り捨て御免だったIn the Edo period samurai could cut common people down with impunity.2...
せっぷく【切腹】
[共通する意味] ★腹を切って自殺すること。[英] hara-kiri[使い方]〔切腹〕スル▽不忠のかどで切腹を命じられた▽切腹して果てる〔割腹〕スル▽敗軍の将は父祖の墓前で割腹した〔腹切り〕▽...
とき【時】
[共通する意味] ★流れ行く時間の中で、ある長さをもった年月。[英] an epoch; an era[使い方]〔時代〕▽古きよき時代▽時代に逆行する考え方▽青春時代▽江戸時代〔時世〕(じせい)...
さんりょう【山陵】
[共通する意味] ★天皇、皇后、皇太后、太皇太后の墓。[英] an Imperial tomb[使い方]〔御陵〕▽昭和天皇の御陵〔陵〕▽仁徳天皇の陵にもうでる〔山陵〕▽山陵奉行〔陵墓〕▽陵墓の多...
りょうぼ【陵墓】
[共通する意味] ★天皇、皇后、皇太后、太皇太后の墓。[英] an Imperial tomb[使い方]〔御陵〕▽昭和天皇の御陵〔陵〕▽仁徳天皇の陵にもうでる〔山陵〕▽山陵奉行〔陵墓〕▽陵墓の多...
みささぎ【陵】
[共通する意味] ★天皇、皇后、皇太后、太皇太后の墓。[英] an Imperial tomb[使い方]〔御陵〕▽昭和天皇の御陵〔陵〕▽仁徳天皇の陵にもうでる〔山陵〕▽山陵奉行〔陵墓〕▽陵墓の多...
いんきょうじゅうねん【韻鏡十年】
理解することが、きわめて難しいこと。『韻鏡』が難解で理解するのに十年はかかる意から。▽『韻鏡』は、唐末の漢字の音韻を研究し図示した書。鎌倉時代に伝わり、江戸時代になって漢字音研究に利用された。
おおばんぶるまい【大盤振舞】
盛大にごちそうしたり、気前よく物を与えたりすること。▽「大盤」は、高貴の人の家などで食べ物を入れた器を載せる台の意。もとは「椀飯振舞おうばんぶるまい」と書き、「椀飯」は椀わんに盛った飯をすすめる意。また、王朝時代には宮中で供せられる膳ぜん、江戸時代ごろには民家で正月に親戚しんせきなどを招いて、宴会を催すことをいった。「大盤」はこの「椀飯」の字から転じて、慣用化したものとされる。
きょじつひまく【虚実皮膜】
芸は実と虚の境の微妙なところにあること。事実と虚構との微妙な境界に芸術の真実があるとする論。江戸時代、近松門左衛門ちかまつもんざえもんが唱えたとされる芸術論。▽「虚実」はうそとまこと。虚構と事実。「皮膜」は皮膚と粘膜。転じて、区別できないほどの微妙な違いのたとえ。「膜」は「にく」とも読む。
こうもうへきがん【紅毛碧眼】
赤い髪の毛、青い眼の人の意で、西洋人を指す。▽「紅毛」は江戸時代、オランダ人についての呼称。ポルトガル人やスペイン人を南蛮人と呼んだのに対する呼称。のち、一般に西洋人を指すようになった。「碧」はみどり・あお・あおみどり色のこと。西洋人の目の色の形容。「碧眼紅毛へきがんこうもう」ともいう。
しのうこうしょう【士農工商】
官吏・農民・工人・商人の職分による四つの身分階級。日本では近世封建社会の身分制で、武士・農民・職人・商人をいう。
いまむら‐しょうご【今村翔吾】
[1984〜 ]小説家。京都の生まれ。江戸時代の火消しを主人公にした「火喰鳥(ひくいどり) 羽州(うしゅう)ぼろ鳶組(とびぐみ)」で歴史時代作家クラブ賞・文庫書き下ろし新人賞を受賞。歴史に材をと...
うえむら‐ぶんらくけん【植村文楽軒】
人形浄瑠璃の文楽座座元。 (初世)[1751〜1810]江戸時代後期の人。大坂に人形浄瑠璃座「高津(こうづ)新地の席」を創設、文楽座の基礎を築いた。
(4世)[1813〜1887]江戸後期か...
えばら‐たいぞう【潁原退蔵】
[1894〜1948]国文学者。長崎の生まれ。京大教授。江戸文学、特に俳諧を研究。著「俳諧史の研究」「江戸時代語の研究」など。
おおはし‐そうけい【大橋宗桂】
[1555〜1634]安土桃山時代・江戸初期の将棋棋士。江戸時代の将棋家元大橋家の始祖。京都の人。旧名は宗慶。織田信長・徳川家康に仕え、幕府の将棋所の司(つかさ)となる。
おとかわ‐ゆうざぶろう【乙川優三郎】
[1953〜 ]小説家。東京の生まれ。本名、島田豊。江戸時代の武士や庶民の人情を描いた時代小説で知られる。「生きる」で直木賞受賞。他に「藪燕」「五年の梅」「椿山」など。