こくえん‐ろ【黒鉛炉】
減速材に黒鉛を用いる原子炉の総称。プルトニウム生産用として開発され、後に発電用に転換。黒鉛減速炉。→軽水炉 →重水炉 [補説]商用発電炉としては、英国で開発されたマグノックス炉(GCR)やその改...
しか‐げんしりょくはつでんしょ【志賀原子力発電所】
石川県の能登半島、羽咋(はくい)郡志賀町に立地する、北陸電力の原子力発電所。平成5年(1993)に運転開始した1号機をはじめ沸騰水型の二つの炉がある。志賀原発。→原子力発電所[補説]
しまね‐げんしりょくはつでんしょ【島根原子力発電所】
島根県島根半島の海岸部、松江市鹿島町に立地する、中国電力の原子力発電所。1号機は昭和49年(1974)運転開始、平成27年(2015)廃炉。2号機は平成元年(1989)運転開始。どちらも沸騰水型...
シュラウド【shroud】
《英語で「覆うもの、幕」の意》沸騰水型原子炉で、炉心の燃料集合体全体を包んでいる円筒形のステンレス製の隔壁。燃料集合体を正しい位置に支え、冷却水の流路を形成する役割を果たす。
シングルフラッシュ‐はつでん【シングルフラッシュ発電】
地熱発電の発電方式の一つ。地下で減圧沸騰(フラッシュ)した蒸気と熱水の混合流体を、1度だけ汽水分離器で分離して蒸気タービンを回して発電する仕組み。日本の地熱発電所でもっとも多く使われている。シン...
じょう‐りゅう【蒸留/蒸溜/蒸餾】
[名](スル)液体を沸騰するまで加熱あるいは減圧して蒸発させ、その蒸気を冷やして再び液体にすること。液体の精製、混合液体の分離などに用いる。「天然水を—する」
だいいちせだい‐げんしろ【第一世代原子炉】
1950〜60年代前半に運転を開始した初期の発電用原子炉の総称。シッピングポート原子力発電所の加圧水型原子炉、ドレスデン原子力発電所の沸騰水型原子炉、コールダーホール原子力発電所のマグノックス炉...
だいさんせだい‐げんしろ【第三世代原子炉】
第二世代原子炉の改良型として開発され、1990年代後半から2010年代にかけて運転を開始した原子炉の総称。日本の改良型沸騰水型軽水炉(ABWR)、改良型加圧水型原子炉(APWR)、米国のAP60...
だいさんせだいプラス‐げんしろ【第三世代プラス原子炉】
第三世代原子炉の経済性を向上させた改良型の原子炉で、2010〜30年頃までに導入されるもの。高経済性単純化沸騰水型原子炉(ESBWR)、欧州加圧水型原子炉(EPR)、米国の改良型加圧水型原子炉A...
だいにせだい‐げんしろ【第二世代原子炉】
1960年代後半〜90年代前半に建設された商業用原子炉の総称。加圧水型原子炉(PWR)・沸騰水型原子炉(BWR)・CANDU炉(カナダ型重水炉)・改良型ガス冷却炉(AGR)・初期のロシア型加圧水...