なき‐わらい【泣き笑い】
[名](スル) 1 泣きながら笑うこと。 2 泣いたり笑ったりすること。悲しいこともうれしいこともあること。「—の人生」 [補説]書名別項。→NAKIWARAI
泣(な)きを入(い)・れる
1 泣きついてわびをいい、許しを求める。哀願する。「借金が返せなくて—・れる」 2 相場の暴騰・暴落のとき、売り方または買い方が相手方に対して、相当の値段での解約を頼む。
泣(な)きを見(み)・せる
泣くような目にあわせる。苦労をかける。「家族に—・せる」
泣(な)きを◦見(み)る
泣くようなつらい目にあう。「怠けているとあとで—◦見ることになる」
な・く【泣く/鳴く/啼く】
[動カ五(四)] 1 (泣く) ㋐悲しみ・苦しみ・喜びや痛さなどをおさえることができず、声をあげたり、涙を出したりする。「うれし泣きに—・く」「大声をあげて—・く」「話に感動して—・く」 ㋑身に...
泣(な)く子(こ)と地頭(じとう)には勝(か)てぬ
聞き分けのない子や横暴な地頭とは、道理で争っても勝ち目はない。道理の通じない相手には、黙って従うしかない。
なくこ‐なす【泣く子なす】
[枕]乳を探り求めて泣く子のように、または、人込みにはぐれた親を求めて泣く子のように、の意から、「さぐり」に掛かる。「里人の行きの集ひに—行き取り探り」〈万・三三〇二〉
泣(な)く子(こ)もあれば笑(わら)う子(こ)もある
同じ子供でも、泣く子もあれば笑う子もあるように、世の中はさまざまである。
泣(な)く子(こ)も黙(だま)る
聞き分けなく泣いている子供も急に黙ってしまうほど、威力や勢力のあることのたとえ。
泣(な)く子(こ)も目(め)を開(あ)け
泣いている子でも、目をあけて周囲の状況を見る。いくら思慮分別のない者でも、少しは時と場合とを考えて振る舞うものだ。