うき‐もん【浮(き)文/浮(き)紋】
浮き織りにした文様。また、その文様のある綾。浮き織物。うけもん。→固文(かたもん)
うき‐ゆび【浮(き)指】
直立時や歩行時に、足の指が床についていない状態。かかとに重心を乗せて姿勢を保とうとするため、膝が曲がり、肩が前に出て、猫背になりやすい。サイズの合わない靴を履いたり、足指を使わない歩き方をするこ...
うき‐よ【浮(き)世/憂き世】
1 《もとは「憂き世」の意》仏教的厭世観から、いとうべき現世。つらいことの多い世の中。無常のこの世。「—をはかなむ」「散ればこそいとど桜はめでたけれ—になにか久しかるべき」〈伊勢・八二〉 2 死...
うきよ‐ぐるい【浮世狂ひ】
遊女に熱中すること。色ぐるい。「悋気(りんき)するではなけれども、—も年による」〈浄・出世景清〉
浮世(うきよ)は牛(うし)の小車(おぐるま)
《「牛」に「憂し」を掛けて》この世はつらく苦しいことばかりがめぐってくるということのたとえ。
浮世(うきよ)は夢(ゆめ)
《李白「春夜宴桃李園序」から》この世はすべてはかないということを夢にたとえたもの。
浮世(うきよ)を立(た)・つ
この世に生きながらえる。生計を立てる。「算用に—・つる京ずまひ/芭蕉」〈炭俵〉
うき‐わ【浮(き)輪/浮き環】
環状の浮き具。浮き袋や木製のものなど。