こっ‐ぺん【骨片】
1 骨のかけら。 2 海綿動物・腔腸(こうちょう)動物・ヒザラガイ類などの体内にある針状や棒状の微小骨。一種の内骨格。針骨。
さいぼうない‐しょうか【細胞内消化】
細胞内に直接食物を取り込んで消化すること。白血球・マクロファージや、アメーバ、海綿動物の変形細胞、腔腸動物の上皮細胞などでみられる。
せっかい‐かいめん【石灰海綿】
海綿動物のうち、骨格が炭酸カルシウムからなるもの。体内の構造は比較的簡単で、浅海に多い。アミカイメン・クダカイメンなど。
そくせい‐どうぶつ【側生動物】
海綿動物のこと。原生動物から後生動物に進化する系統から枝分かれしている意味でいう。
たんすい‐かいめん【淡水海綿】
タンスイカイメン科の海綿動物の総称。湖沼の水草・岩などに着生し、形は板状・塊状・樹枝状などで、柔らかい。ヌマカイメンなど。
つの‐がに【角蟹】
クモガニ科のカニ。水深30〜100メートルの海底にすむ。甲は山高の三角形で前端から長いとげが伸び、体表に海藻や海綿動物などを付けている。本州中部以南に分布。
どうけつ‐えび【同穴蝦】
オトヒメエビ科のエビ。体長約15ミリ。胸脚は前方の三対がはさみ状。海綿動物のカイロウドウケツの胃腔内に、ふつう雌雄一対で生活する。
どうぶつ‐かい【動物界】
1 動物の世界。 2 生物分類上、植物・菌・原生生物とともに真核生物に属する生物の一群。動物の総称。海綿動物・刺胞動物・扁形動物・環形動物・軟体動物・節足動物・棘皮動物・脊索動物などの門に分類される。
ふつう‐かいめん【普通海綿】
普通海綿綱の海綿動物の総称。珪酸質の骨片をもち、海綿質の発達しているものと欠くものとがある。ムラサキカイメン・モクヨクカイメンなど。尋常海綿。
ほっす‐がい【払子貝】
六放海綿綱ホッスガイ科の海綿動物。体は10〜15センチのコップ状。下につく長い硅質(けいしつ)の柄で海底に固着する。相模湾や駿河湾の深海底に分布。