しょう‐かい【性海】
仏語。真如の世界。真如を深く広い海にたとえた語。
しょうじ‐の‐うみ【生死の海】
「生死の苦海(くがい)」に同じ。
しょうじ‐の‐くがい【生死の苦海】
輪廻転生(りんねてんしょう)の限りない苦しみを、海にたとえていう語。欲界・色界・無色界の三界(さんがい)をさす。生死の海。
しょじょ‐こうかい【処女航海】
新造された船にとっての最初の航海。
しらぬい‐かい【不知火海】
八代(やつしろ)海の別称。
土本典昭監督による長編ドキュメンタリー映画の題名。昭和50年(1975)公開。水銀に汚染された水俣の海で漁を続ける漁師たち、病に苦しむ水俣病患者たちの姿を追う。
しん‐かい【深海】
ふかいうみ。海洋動物学では水深200メートル以上、海洋学では2000メートル以上の深さの海をいう。光が透過せず、光合成は行われない。
じかい【辞海】
中国の辞書。舒新城(じょしんじょう)ら編。1936年、中華書局刊。親字を部首画引きによって配列し、その下に熟語を並べたもの。文語が主。
じゅ‐かい【樹海】
広い範囲に樹木が繁茂し、見下ろすと海のように見える所。「富士山麓の—」
じん‐かい【人海】
人の多いことを海にたとえていう語。
じんじゅうのうみ【深重の海】
津本陽の長編小説。昭和50年(1975)より発表。昭和53年(1978)、第79回直木賞受賞。