マリアナ‐かいこう【マリアナ海溝】
《Mariana》太平洋西部、マリアナ諸島の東側にある海溝。最深部はチャレンジャー海淵の1万920メートルで、世界最深。
まんようこう【万葉考】
江戸後期の万葉集の注釈書。10冊。賀茂真淵(かものまぶち)著。明和5〜天保6年(1768〜1835)刊。総論で万葉集の時代区分・歌人などを論じ、巻1・2・11・12・13・14の6巻を万葉集の原...
まんようしゅうたまのおごと【万葉集玉の小琴】
江戸後期の万葉集の注釈書。2冊。本居宣長著。安永8年(1779)成立。天保9年(1838)刊。巻4までの歌を抄出して注釈を施す。賀茂真淵の「万葉考」を補説したもの。
まんよう‐ちょう【万葉調】
万葉集の歌の特色をなす調べ。一般的には、現実生活における素朴な感動、強い実感を率直に表現し、格調は雄健でおおらか。五七調を主とし、短歌では二句切れ・四句切れが多い。賀茂真淵(かものまぶち)は「ま...
み‐あて【見当て】
1 行く方向の目印。目標。「ただ山を—に野路を辿り初めた」〈木下尚江・良人の自白〉 2 先の予想。めど。けんとう。「先の—がないし」〈円朝・真景累ヶ淵〉
みけ‐むかう【御食向かふ】
[枕]「淡路(あはぢ)」「城上(きのへ)」「南淵(みなぶち)」「味原(あぢふ)」などの地名にかかる。「—淡路の島に直(ただ)向かふ」〈万・九四六〉 [補説]一説に、食膳(しょくぜん)で向かい合っ...
みすず‐かる【水篶刈る】
[枕]篠竹が信濃(しなの)に多く産するところから、「信濃」にかかる。「—信濃ゆ甲斐ゆ遠長く」〈賀茂翁家集〉 [補説]賀茂真淵が「水薦苅(みこもかる)」を「水篶苅」の誤りとしたことによる語。→みこもかる
みな‐の‐がわ【男女川/水無川】
茨城県の筑波山に源を発し、南流して桜川に合流する川。[歌枕]「筑波嶺の峰より落つる—恋ぞつもりて淵となりける」〈後撰・恋三〉
むや‐むや
[副]嫉妬(しっと)に悩みもだえるさま。「—修羅を燃(もや)して」〈円朝・真景累ヶ淵〉
むり‐だのみ【無理頼み】
むりやりに頼むこと。また、その頼み。「敵討が仕度いと和尚に—をして」〈円朝・真景累ヶ淵〉