せいちょう‐ざい【清澄剤】
液体の濁りを除去する物質。懸濁液に浮遊するコロイド粒子を凝集して除去する。凝集剤と同じ働きをするが、主に飲料に用いるものをさす。石灰、焼き明礬などが知られる。透明化剤。
せいちょう‐し【清帳紙】
大福帳などに用いた楮(こうぞ)製の丈夫な和紙。土佐・肥後・日向・伊予・石見(いわみ)・筑後柳川などが産地。
きよずみ‐でら【清澄寺】
⇒せいちょうじ(清澄寺)
せいちょう‐じ【清澄寺】
兵庫県宝塚市にある真言三宝宗の本山。山号は蓬莱山。宇多天皇の勅願により寛平5年(893)に創建。開山は増命(ぞうみょう)・益信(やくしん)。清荒神(きよしこうじん)。
千葉県鴨川市にある日蓮...
しんちょう‐たい【清朝体】
⇒せいちょうたい(清朝体)
せいちょう‐たい【清朝体】
和文活字書体の一。楷書体のうち毛筆書きに似せた書体。あいさつ状・名刺などに用いる。
せい‐てき【清適】
心身がすがすがしく、安らかなこと。多く、手紙文で相手の無事や健康を祝っていう語。「御—の段大慶に存じ上げます」
せい‐はく【清白】
[名・形動]品行などがきよく汚れがないこと。潔白。「余とエリスとの交際は…—なりき」〈鴎外・舞姫〉
せい‐ひん【清貧】
私欲をすてて行いが正しいために、貧しく生活が質素であること。「—に甘んずる」
せいひんのしそう【清貧の思想】
中野孝次によるエッセー。西行・兼好・芭蕉といった風流人たちの生き方を紹介しつつ、シンプルな暮らしを提唱する。日本のバブル経済崩壊後の平成4年(1992)に刊行され、一大ブームとなった。