もう‐もう【濛濛/朦朦】
[ト・タル][文][形動タリ] 1 霧・煙・ほこりなどが立ちこめるさま。「—と砂ぼこりをまき上げる」 2 心がぼんやりとしているさま。「木の本に—としてぞ立たりける」〈太平記・二七〉
[名]...
もん‐か【門下】
1 師の門に入り、教えを受けること。また、その人。門人。門弟。「—に入(い)る」 2 門の下。また、人のもとに近く伺候すること。転じて、食客。「—の人より折三かう」〈御湯殿上日記〉
ゆえ【湯坐】
《「湯うえ」の音変化で、「うえ」は「据え」と同義かという》上代、貴人の新生児に産湯をつかわせた役目の女性。一説に、湯殿に奉仕する人、貴人の子の養育者ともいう。「栲幡皇女(たくはたのひめみこ)と—...
ゆ‐がけ【湯掛け】
「湯浴(ゆあ)み」に同じ。「御—御沙汰ありて」〈御湯殿上日記〉
ゆ‐げた【湯下駄】
湯殿で用いた下駄。
ゆどのさん‐じんじゃ【湯殿山神社】
山形県鶴岡市にある神社。祭神は大山祇命(おおやまつみのみこと)・大己貴命(おおなむちのみこと)・少彦名命(すくなひこなのみこと)。湯殿山にある熱湯のわき出る霊岩を神体とする。
ゆどの‐はじめ【湯殿始め】
1 新生児に産湯(うぶゆ)をつかわせたのち、3日目に湯を浴びさせること。湯始め。 2 新年に初めて入浴すること。湯始め。《季 新年》→御(お)湯殿始め「—に身を清め、新枕(にひまくら)せし姫始め...
ゆ‐はじめ【湯始め】
「湯殿始め」に同じ。
湯(ゆ)を引(ひ)・く
「湯を使う」に同じ。「湯殿(ゆどの)しつらひなどして、御湯ひかせ奉る」〈平家・一〇〉
よく‐しつ【浴室】
ふろば。湯殿(ゆどの)。バスルーム。