うんぼう‐たく【雲夢沢】
中国古代に湖北省から湖南省にかけて存在したという大湿地。揚子江中流の武漢付近の湖沼群はその跡といわれる。
エッジ‐こうか【エッジ効果】
生態学で、ある生物の生息地に着目したとき、その周縁において外部環境による何らかの影響を受ける効果。人為環境に接している場合に野生動物の種数や個体数に影響が出ることや、湿地や森林など複数の環境が接...
エバーグレーズ‐こくりつこうえん【エバーグレーズ国立公園】
《Everglades National Park》米国フロリダ州南部にある国立公園。フロリダ半島南西端に広がるエバーグレーズ湿地帯を含む。熱帯・亜熱帯性の多様な動植物が生息する本土屈指の地域と...
えんこう‐そう【猿猴草】
キンポウゲ科の多年草。山野の湿地に生え、茎は四方に広がる。高さ約50センチ。葉は腎臓形で長い柄がある。初夏、茎の先に花柄が長く伸び、黄色い花を開く。
おうぎ‐ばしょう【扇芭蕉】
ゴクラクチョウカ科の常緑高木。高さ10〜30メートル。葉は幹の先から左右2列に並んで出て、扇形になる。マダガスカル島の原産で、湿地に生え、葉鞘(ようしょう)にたまる水を旅行者が利用したことから、...
おお‐さくらそう【大桜草】
サクラソウ科の多年草。深山の日当たりのよい湿地に自生。葉は根際からでて、夏、高さ20〜40センチの花茎を伸ばし、紅紫色の花を数個輪状につける。
おお‐せっか【大雪加】
スズメ目センニュウ科センニュウ属の鳥。全長13センチくらい。背中は褐色で黒い縦縞(たてじま)があり、腹は白い。本州北部の湿地に分布するが、数が非常に少ない。
オカバンゴ‐デルタ【Okavango Delta】
アフリカ南部、ボツワナ北西部の盆地に広がる湿地。乾燥したカラハリ砂漠にオカバンゴ川が流れ込み、世界最大の内陸デルタを形成している。面積約1万6000平方キロメートル。野生動物にとって貴重な水場と...
おぎ【荻】
イネ科の多年草。湿地に群生。高さ約2メートルになり、根茎が地中を走り、茎を1本ずつ立てる。葉は長く、幅広く、縁がざらつく。秋、ススキに似た花穂(かすい)を出すが、ススキより大形で銀白色。ねざめぐ...
お‐ぐるま【小車】
1 小さな車。また、車、特に牛車(ぎっしゃ)をいう。「思ひまはせば—のわづかなりける憂き世かな」〈閑吟集〉 2 キク科の多年草。湿地に生え、高さ30〜60センチ。地下茎で繁殖。葉は互生し、堅い。...