ほく‐かん【北漢】
中国、五代十国の一。後漢(こうかん)滅亡後の951年、一族の劉崇が山西に建国。都は晋陽。979年に宋に降りて、五代十国の分裂が終わる。
ほく‐げん【北元】
中国、明初に中国本土を追われモンゴルに退いた元の残存勢力の称。明の洪武帝(朱元璋)による再三の攻撃により、1388年に滅亡した。
ホラズム‐ちょう【ホラズム朝】
ホラズム地方に興ったトルコ系イスラム王朝。1077年、セルジュークトルコから独立。13世紀初頭には、イラン・アフガニスタンを支配する強国となったが、モンゴルの侵入を受け、1231年に滅亡。
ほりこし‐くぼう【堀越公方】
伊豆堀越にあった室町幕府の東国支配機関。また、その長である足利政知の称。鎌倉公方足利成氏が幕府に背いて下総(しもうさ)の古河(こが)に移ったのち、将軍義政は弟政知を下向させたが鎌倉に入れず、ここ...
ほろ・びる【滅びる/亡びる】
[動バ上一][文]ほろ・ぶ[バ上二] 1 なくなる。絶える。滅亡する。「国が—・びる」 2 すたれる。衰亡する。「いと異様(ことやう)に、—・びて侍るなれば」〈枕・一八五〉 3 死ぬ。「其の人の...
ほろぼ・す【滅ぼす/亡ぼす】
[動サ五(四)]滅びるようにする。滅亡させる。また、台無しにする。「国を—・す」「酒で身を—・す」 [可能]ほろぼせる
ぼう【亡】
[音]ボウ(バウ)(漢) モウ(マウ)(呉) [訓]ない ほろびる ほろぼす [学習漢字]6年 〈ボウ〉 1 存在していたものがなくなる。「亡国・亡失/興亡・焼亡・衰亡・存亡・滅亡」 2 死ぬ...
亡国(ぼうこく)の音(おん)
《「礼記」楽記から》滅亡した国の音楽。また、亡国の運命を暗示するかのような、みだらで哀れな音調の音楽。亡国の声。
ぼう・ず【亡ず】
[動サ変] 1 ほろびる。滅亡する。「王法つきんとては仏法まづ—・ず」〈平家・二〉 2 死ぬ。「その父—・じて、母存せり」〈今昔・九・一〉
まっき‐てき【末期的】
[形動]終末・滅亡直前のように、救いがたく悪いさま。「—な様相を呈する」