かせい‐ぶんか【化政文化】
江戸後期の文化・文政のころ、江戸を中心に栄えた町人文化。文学では人情本・滑稽本・読本(よみほん)・合巻(ごうかん)のほか俳諧・川柳などが流行。また、浄瑠璃・歌舞伎・文人画(南宗画)・浮世絵も盛ん...
かつ【滑】
[常用漢字] [音]カツ(クヮツ)(漢) コツ(漢) [訓]すべる なめらか ぬめる 〈カツ〉 1 なめらかで滞りがない。「円滑・潤滑・平滑・円転滑脱」 2 すべる。「滑空・滑降・滑車・滑走・...
かる‐くち【軽口】
[名・形動] 1 調子が軽くておもしろい言葉・話。たわいないが、気がきいていて滑稽みのある言葉・話。「—をたたく」 2 軽妙なしゃれ。江戸時代に流行した地口(じぐち)・秀句(しゅうく)の類。 3...
かるくち‐ばなし【軽口話】
滑稽で、落ちのある話。笑話、落語の類。
き‐かん【幾諫】
[名](スル)《「論語」里仁から》相手を怒らせないように穏やかにいさめること。「滑稽の中に諷刺を寓し、時弊を—することなくあらば」〈神田孝平・明六雑誌一八〉
きたはち【北八/喜多八】
「東海道中膝栗毛」の主人公。弥次郎兵衛とともに滑稽(こっけい)な旅を続ける。
きゅうりづかい【胡瓜遣】
滑稽本。2冊。仮名垣魯文(かながきろぶん)著。明治5年(1872)刊。「窮理図解(きゅうりずかい)」をもじり、開化期の世相を描く。
けい【稽】
[常用漢字] [音]ケイ(漢) [訓]とどまる かんがえる 1 引きとめる。とどまる。「稽留」 2 かんがえる。「稽古/滑稽(こっけい)・不稽・無稽」 3 頭を地につける。「稽首」
けい‐りょう【軽量】
[名・形動]重量や程度の軽いこと。また、そのさま。「—な(の)力士」「一種の滑稽と—な憐愍(れんびん)の情」〈啄木・雲は天才である〉
げ‐さく【戯作】
《「けさく」とも》 1 戯れに詩文を作ること。また、その作品。 2 江戸後期の通俗小説類の総称。洒落本・滑稽本・黄表紙・合巻(ごうかん)・読本(よみほん)・人情本など。伝統的で格式の高い和漢の文...