かん‐さん【漢讃】
仏・菩薩の徳をたたえる讃のうち、漢文で書かれたもの。多くは梵讃の漢訳であることが多い。また、中国・朝鮮・日本などで漢文でつづった仏教の讃歌。→梵讃(ぼんさん) →和讃(わさん)
かん‐ざい【漢才】
《「かんさい」とも》漢学の才。漢籍に精通し、巧みに詩文を作る能力。からざえ。かんざえ。「和魂—」
かん‐し【漢詩】
1 中国の詩。一句が四言・五言、または七言からなるのが普通で、平仄(ひょうそく)・脚韻などの規則がある。古詩・楽府(がふ)・絶句・律・排律などの種類がある。また、それをまねて日本で作った詩。から...
かんしき‐きょう【漢式鏡】
日本の古墳から出土する鏡のうち、中国の漢から六朝(りくちょう)時代にかけて製造された銅鏡、および、日本でそれを模倣してつくった仿製鏡(ぼうせいきょう)。→漢鏡
かん‐しょ【漢書】
漢文の書物。中国の書物。漢籍。
かんしょ‐よみ【漢書読み】
「漢籍読(かんせきよ)み」に同じ。
かん‐じ【漢字】
中国語を表すため、漢民族の間に発生・発達した表意文字。現在は中国・日本・韓国などで使われる。起源は紀元前十数世紀にさかのぼり、成り立ちからみて、象形・指事・形声・会意・仮借(かしゃ)などの種類が...
かんじ‐おん【漢字音】
⇒字音(じおん)
かんじかな‐まじりぶん【漢字仮名交じり文】
漢字と片仮名や平仮名を混用した文。平安時代以降、漢文の訓読を基盤として発達し、中世以降広く行われるようになった。
かんじ‐けんてい【漢字検定】
漢字の能力に関する検定。特に、日本漢字能力検定協会の実施する「日本漢字能力検定」のこと。1級(1級・2級には、準1級・準2級がある)から10級まである。漢検。