かい‐まん【海漫】
《「海漫々」から》大海。「此の御神は—の鱗(うろくづ)に縁をむすばせ給ふらん」〈平家・二〉
さん‐まん【散漫】
[名・形動] 1 ちらばり広がること。 2 まとまりのないさま。集中力に欠けるさま。「—な話」「注意力が—だ」 [派生]さんまんさ[名]
じょう‐まん【冗漫】
[名・形動]表現に締まりがなくてむだが多いこと。また、そのさま。「—な文章」 [派生]じょうまんさ[名]
てんしん‐らんまん【天真爛漫】
[名・形動]飾ったり気どったりせず、ありのままであること。無邪気で、ほほえましくなるようなさま。「子供のように—な人」
び‐まん【弥漫/瀰漫】
[名](スル)一面に広がり満ちること。はびこること。「不穏な空気が—する」
びょう‐まん【渺漫】
[ト・タル][文][形動タリ]果てしなく広がっているさま。渺渺。「暴水漲(みなぎ)り田地を浸して稲の穂を没し、—として沼の如く」〈鉄腸・南洋の大波瀾〉
ほう‐まん【放漫】
[名・形動]でたらめで、しまりのないこと。やりっ放しでいい加減なこと。また、そのさま。「—な経営」 [派生]ほうまんさ[名]
まん【漫】
[常用漢字] [音]マン(呉) [訓]すずろ そぞろ 1 一面に満ちて覆うさま。「漫漫/瀰漫(びまん)・爛漫(らんまん)」 2 むやみに広がって締まりがない。「漫然/散漫・冗漫・放漫」 3 何と...
まん‐まん【漫漫】
[ト・タル][文][形動タリ]広々と果てしないさま。「—と広がる湖」「—たる大海」
らん‐まん【爛漫】
[ト・タル][文][形動タリ] 1 花が咲き乱れているさま。「桜が—と咲き誇る」「春—」 2 光り輝くさま。明らかにあらわれるさま。「—たる日の光」「天真—」