あか‐かがち【赤酸漿】
ホオズキの古名。あかがち。「眼(まなこ)は—のごとし」〈神代紀・上〉
いかり‐かたばみ【錨酢漿】
紋所の名。三つの錨をカタバミの葉のように並べたもの。かたばみいかり。みつかたばみいかり。
いが‐ほおずき【毬酸漿】
ナス科の多年草。山地の樹陰に生え、高さ約60センチ。葉は卵円形で、互生。夏から秋、葉の付け根に淡黄白色の釣鐘形の花を開く。実はとげのある萼(がく)に包まれる。
いぬ‐ほおずき【犬酸漿】
ナス科の一年草。畑や道端に生え、高さ30〜90センチ。葉は卵形。夏から秋、白い5弁花を開き、実は球形で熟すと黒くなる。有毒。全草を乾燥したものを漢方で竜葵(りゅうき)といい、解熱薬・利尿薬にする...
うみ‐ほおずき【海酸漿/竜葵】
海産の巻き貝の卵嚢(らんのう)。なぎなた状、軍配状など種々の形状があり、ホオズキと同じように口の中で鳴らして遊ぶ。特に、テングニシの団扇(うちわ)状のものをいう。《季 夏》「妹が口—の赤きかな/虚子」
お‐はぐろ【御歯黒/鉄漿】
《「歯黒め」の女房詞》 1 歯を黒く染めること。上代から上流婦人の間に行われた風習。平安後期には公家や武家の男子も行い、のち民間にも流行し、江戸時代には既婚婦人のしるしとなった。かねつけ。 2 ...
かがち【酸漿】
ホオズキの古名。「目は赤—の如くして」〈記・上〉
かね【鉄漿】
お歯黒に用いる液。茶の汁や酢、酒に鉄片を浸して酸化させたもの。おはぐろ。
かんそう‐けっしょう【乾燥血漿】
血液から血球を除いて、あとの血漿を凍結乾燥したもの。保存が利き、血液型に関係なく使えるが、血清肝炎の感染は防止できない。
がん‐しょう【岩漿】
⇒マグマ