いろ・う【色ふ/彩ふ/艶ふ】
[動ハ四] 1 美しいいろどりをしている。映える。「いかばかり思ひおくとも見えざりし露に—・へる撫子(なでしこ)の花」〈和泉式部集・下〉 2 色が美しく交じる。「かざしの花の色々は秋の草に異な...
うち‐あ・ける【打(ち)明ける】
[動カ下一][文]うちあ・く[カ下二] 1 人に知られたくない事実や秘密などを、思い切って隠さずに話す。うちあかす。「思いのたけを—・ける」 2 閉まっているものを勢いよくあける。「窓を—・ける...
うづきのもみじ【卯月の紅葉】
浄瑠璃。世話物。三段。近松門左衛門作。宝永3年(1706)大坂竹本座初演。大坂心斎橋の古道具商笠屋の娘お亀と養子婿との心中事件を脚色したもの。続編に「卯月の潤色(いろあげ)」がある。
かい‐かい【詼諧】
こっけいな言動をしてふざけること。おどけ。諧謔(かいぎゃく)。「目前の滑稽に、僕が拙作の—を潤色なしたれば」〈魯文・西洋道中膝栗毛〉
肩(かた)が怒(いか)・る
1 肩が高く張っている。 2 得意な気持ちになる。肩身が広くなる。「お供についたわしらまで、ほんに—・ったに」〈浄・卯月の潤色〉
こぼち‐や【毀ち家】
こわした家。こわれた家。あばらや。「人を損ふ—の、立つ方もなき夫婦の者」〈浄・卯月の潤色〉
さ‐だ・つ【騒立つ】
[動タ四]ごたごたする。「家の—・つも見て取った」〈浄・卯月の潤色〉
しょく【色】
[音]ショク(漢) シキ(呉) [訓]いろ [学習漢字]2年 〈ショク〉 1 いろ。「寒色・原色・染色・着色・配色・白色・発色・変色」 2 感情の現れた顔の様子。顔いろ。「顔色・気色・喜色・愁...
しんちょうき【信長記】
江戸初期の伝記。15巻。小瀬甫庵(おぜほあん)著。元和8年(1622)刊。太田牛一の「信長公記」をもとに加筆・潤色を加えたもの。のぶながき。
じゅん【潤】
[常用漢字] [音]ジュン(漢) [訓]うるおう うるおす うるむ 1 うるおう。うるおす。「潤筆/湿潤・浸潤・豊潤」 2 つやをつける。「潤色」 3 もうけ。「利潤」 [名のり]うる・うるう・...