ばく‐しゅく【爆縮】
爆弾の起爆用火薬などで生じる燃焼現象。全方向から均一に燃焼圧力をかけることによって生じる内部圧力の高圧化・上昇発火現象で、利用には高度な燃焼制御技術を要する。原爆の起爆方式の一技術。⇔爆発。
ばくしゅく‐レンズ【爆縮レンズ】
原子爆弾の起爆に用いられる技術の一。ウランやプルトニウムが核分裂連鎖反応を起こすには、周囲を火薬で囲んで爆発させ、中心部に強い圧力を発生させる爆縮という現象を起こす必要がある。1940年代、ノイ...
ばく‐そく【爆速】
1 火薬などが爆発した際に火炎や衝撃波が伝わる速度。爆轟(ばくごう)の伝播速度。 2 俗に、非常に速いこと。「—で処理する」
ばく‐ちく【爆竹】
1 竹または紙の筒に火薬を詰めたものを並べてつなぎ、次々に爆発させる音響花火。古くから中国で行われているもので、慶事・祝日に用いる。 2 左義長(さぎちょう)にたく火。
ばく‐はつ【爆発】
[名](スル) 1 物質が急激な化学変化または物理変化を起こし、体積が一瞬に著しく増大して、音や破壊作用を伴う現象。ガス・粉塵・火薬などの化学的爆発は発熱反応が激しく行われたことにより、ボイラー...
ばくはつ‐ぶつ【爆発物】
刺激や衝撃によって爆発を起こす物質。火薬・爆薬など。
ばく‐やく【爆薬】
火薬類のうち、物を破壊するための爆破薬、および爆弾・砲弾を炸裂(さくれつ)させるための炸薬のこと。ダイナマイト・トリニトロトルエンなど。
ばっ‐かん【爆管】
薬莢(やっきょう)内の火薬に点火する装置。衝撃によるものと電気によるものとがある。
バルバカン【Barbakan】
1 ポーランドの首都ワルシャワ旧市街にある赤れんが造りの円形状の砦(とりで)。16世紀に造られたもので、火薬庫や牢獄として使われたことがある。第二次大戦で破壊され、戦後に復元。1980年、「ワル...
ひ‐ざら【火皿】
1 その上で火を燃やすための皿。 2 キセル・パイプのタバコの葉を詰めるところ。 3 こんろや暖炉・ストーブなどの、燃料をたく下に置く鉄の格子。さな。火格子。ロストル。 4 火縄銃の火薬を詰める...