りゅうもん‐がん【流紋岩】
火山岩の一。細粒斑状ないしガラス質の白または灰色の岩石。斑晶として石英・カリ長石や少量の斜長石・黒雲母(くろうんも)などを含む。流理構造を示すこともある。石英粗面岩。
りょう‐あえんこう【菱亜鉛鉱】
炭酸亜鉛を主成分とする鉱物。結晶は菱面体をなし、三方晶系。灰白色ないし暗灰色、半透明でガラス光沢がある。ふつう、ぶどう状・鍾乳(しょうにゅう)状や腎臓形の塊で産出。亜鉛の原料鉱石。
りょうくど‐せき【菱苦土石】
炭酸マグネシウムからなる炭酸塩鉱物。多く結晶は菱面体。三方晶系。無色・灰白色・黄色・褐色などでガラス光沢があり、ふつう塊状・粒状・繊維状などで産する。蛇紋岩や橄欖(かんらん)岩をはじめとするマグ...
りょく‐とう【緑豆】
マメ科の一年草。葉は3枚の小葉からなる複葉。緑黄色の蝶形の花をつけ、長さ5〜10センチのさやができ、中に緑色か灰黒色の豆が10粒ほどある。豆をあん・もやしなどを作るのに用い、粉ははるさめの原料に...
りょく‐ど【緑土】
1 草木の茂った土地。緑豊かな国土。 2 海緑石に近い化学成分の物質。凝灰岩などの火山ガラスが海底などで変質してできる。
りん【燐】
窒素族元素の一。黄燐(白燐)・紫燐(しりん)・黒燐・赤燐などの同素体がある。黄燐は蝋(ろう)状の固体で毒性が強く、空気中に置くと自然発火し、燐光を発する。天然には単体として存在せず、燐酸塩などと...
りんこう‐せき【燐鉱石】
燐酸カルシウムを多量に含む鉱物の総称。燐灰石・グアノなど。燐酸肥料の原料。燐鉱。
りんさん‐カルシウム【燐酸カルシウム】
燐酸のカルシウム塩。白色の無定形の物質。天然には燐灰石として産出し、土壌中に分布して植物の肥料となり、動物では骨・歯の主成分をなす。化学式Ca3(PO4)2 広くは水素塩も含み、過燐酸石灰の成分...
りんさん‐ひりょう【燐酸肥料】
燐酸塩の形で燐を多く含む肥料。過燐酸石灰・燐酸アンモニウム・骨粉・しめかすなど。燐肥。
ルブラン‐ほう【ルブラン法】
1790年にN=ルブランが発明したソーダ(炭酸ナトリウム)の工業的製法。食塩と硫酸から硫酸ナトリウムを作り、石灰石・コークスとともに加熱して炭酸ナトリウムを得るもの。ソルベー法が現れるまで盛んに...