し‐つく・す【為尽(く)す】
[動サ五(四)]余すところなくしてしまう。「放蕩(ほうとう)の限りを—・す」
し‐つ・ける【仕付ける/為付ける】
[動カ下一][文]しつ・く[カ下二]《「し」はサ変動詞「する」の連用形。「仕」は当て字》 1 しなれている。やりつけている。「—・けない仕事なので、はかどらない」 2 (「躾ける」とも書く。「躾...
し‐つ・む【為集む】
[動マ下二]あれこれ取り集める。しあつむ。「去年(こぞ)今年の程に—・めさせ給へるもいみじう多かりし」〈栄花・衣の珠〉
し‐て【仕手/為手】
《「し」はサ変動詞「する」の連用形。「仕」は当て字》 1 あることをする人。やりて。「世話の—がない」 2 (ふつう「シテ」と書く)能・狂言の主人公の役。また、その演者。中入りのあるときは前ジテ...
して‐すじ【仕手筋】
⇒仕手3
して‐やったり【為て遣ったり】
[連語]《動詞「してやる」の連用形+完了の助動詞「たり」》うまくやりおおせた。自分の思いどおりに事を運んでやった。
して‐やら◦れる【為て遣られる】
[連語]《動詞「してやる」の未然形+受け身の助動詞「れる」》相手の策略にはまってしまう。
して‐や・る【為て遣る】
[動ラ五(四)] 1 思いどおりにうまくやりおおせる。うまくだまして思いどおりにする。「—・ったりとほくそえむ」「まんまと—・られる」 2 だまし取る。「適々(たまたま)手にふれし銀子を—・り」...
し‐でか・す【仕出かす/為出かす】
[動サ五(四)]ふつうでは考えられないような大きなことや大失敗をする。やらかす。やってのける。「とんでもないことを—・したものだ」「何を—・すかわからない」
し‐と・げる【仕遂げる/為遂げる】
[動ガ下一][文]しと・ぐ[ガ下二]物事を最後まで完全に行う。やり遂げる。しおおせる。「難事業を—・げる」