う‐でい【烏泥】
暗褐色の粘土を焼き締めて作った無釉(むゆう)の暗灰色の陶器。朱泥(しゅでい)と同類。→朱泥
う‐と【烏兎】
《「金烏玉兎(きんうぎょくと)」の略。太陽の中に烏(からす)、月の中に兎(うさぎ)がいるという中国の伝説から》 1 太陽と月。日月(じつげつ)。 2 年月。歳月。「—匆匆(そうそう)」
うとう【善知鳥】
謡曲。四番目物。喜多流では「烏頭」。善知鳥を殺した猟師の亡霊が旅僧の前に現れ、地獄で犬や鷹(たか)に責められる苦しみを訴える。
烏兎(うと)匆匆(そうそう)
月日のたつのが早いさま。→烏兎
う‐ばい【烏梅】
梅の未熟な実を干して燻製(くんせい)にしたもの。漢方で下痢止めや駆虫などの薬とし、また染料にも用いる。
うば‐たま【烏羽玉】
1 ヒオウギの実。丸くて黒い。ぬばたま。 2 和菓子の名。求肥(ぎゅうひ)であんを包み、白砂糖をまぶしたもの。 3 サボテン科の植物ペヨーテのこと。
うばたま‐の【烏羽玉の】
[枕]烏羽玉1が黒いところから「黒」「闇(やみ)」「夜」「夢」などにかかる。ぬばたまの。むばたまの。「—わが黒髪に年くれて」〈拾遺・雑秋〉
うぶん‐ぼく【烏文木】
黒檀(こくたん)の別名。
う‐ぼく【烏木】
黒檀(こくたん)の別名。
う‐や【烏夜】
《烏は黒いところから》やみ夜。