き‐ばたらき【気働き】
その場に応じて、よく気が利くこと。機転。「お仁好(ひとよし)と言うばかりで、—のあるじゃ無し」〈木下尚江・良人の自白〉
くう‐ばく【空漠】
[ト・タル][文][形動タリ] 1 果てしなく広いさま。茫漠(ぼうばく)。「—とした大洋」 2 漠然としてとらえどころがないさま。「—とした不安」 [名・形動] 1 1に同じ。「此—の荒野...
こ‐あるき【小歩き】
1 小股(こまた)で歩くこと。 2 頼まれた雑用をする者。走り使い。「おのれは元宿無し団七というて粋方(すいはう)仲間の—」〈浄・浪花鑑〉
恋(こい)に上下(じょうげ)の差別(さべつ)無(な)し
恋愛感情には身分による上下の区別はない。恋に上下の隔(へだ)て無し。
恋(こい)に上下(じょうげ)の隔(へだ)て無(な)し
⇒恋に上下の差別無し
こう‐ちょく【鯁直】
不正をゆるさず、人に屈しないこと。「—慷慨(こうがい)にして、避くるところ無し」〈露伴・運命〉
こち‐な・し【骨無し】
[形ク] 1 不作法である。無礼だ。「悩ましくなむ、と事無しび給ふを、しひて言ふも、いと—・し」〈源・手習〉 2 無骨だ。無風流だ。「男なんどは—・うもぞおぼしめす」〈平家・一〇〉
こと‐と・し【言疾し】
[形ク]世間のうわさがやかましい。「—・くは中は淀(よど)ませ水無し川絶ゆといふことをありこすなゆめ」〈万・二七一二〉
こと‐なかれ【事勿れ】
[連語]《「なかれ」は「無し」の命令形》何事もなく無事に済むように。無事であれ。「道中—と祈る」
子(こ)に過(す)ぎたる宝(たから)無(な)し
子供は人間の最上の宝である。子に勝る宝無し。