ぎんつば‐やき【銀鍔焼(き)】
米粉で作った皮で小豆餡(あずきあん)を包み、鉄板の上で刀の鍔の形に焼いたもの。金鍔焼きに比べ、皮が白い。
くうちゅう‐やき【空中焼】
本阿弥光悦(ほんあみこうえつ)の孫、空中斎光甫(くうちゅうさいこうほ)が作製した陶器。楽焼きのほかに、信楽(しがらき)ふうの茶碗を作り、空中信楽と称された。
くさつ‐やき【草津焼】
滋賀県草津産の陶器。信楽(しがらき)土を用い、「草津」の印を焼きつける。
くし‐やき【串焼(き)】
魚貝・肉・野菜などを串に刺して焼くこと。また、焼いたもの。
くたに‐やき【九谷焼】
石川県九谷に産する陶磁器。明暦年間(1655〜1658)から元禄年間(1688〜1704)に焼成されて今日古九谷(こくたに)とよばれる豪放な色絵作品、および江戸末期の再興後に始まる精巧な赤絵・金...
くに‐やき【国焼(き)】
瀬戸・京都以外の窯で作られた陶磁器。特に茶入れについていう。
くりから‐やき【倶利迦羅焼(き)】
鯛(たい)のひれを串(くし)に巻きつけて焼いた料理。正式の膳部(ぜんぶ)に用いる。
くりやき【栗焼】
狂言。主人の命令で栗を焼いていた太郎冠者が、みな食べてしまい、苦しまぎれに竈(かまど)の神に進上したといってごまかす。
くろ‐やき【黒焼(き)】
動植物を土器に入れて蒸し焼きにし、炭化させたもの。漢方薬などの製法の一。「イモリの—」
くわ‐やき【鍬焼(き)】
鴨肉などをたれにつけて鉄板で焼くこと。昔、野良仕事の合間に、捕った野鳥を鍬の上で焼いて食べたことによるという。