けし‐やき【芥子焼(き)】
1 密教で、カラシナの種子を用いて護摩(ごま)をたくこと。 2 江戸時代の菓子の一。紅梅焼きのような方形のせんべいの面に芥子粒をつけたもの。
けば‐やき【毳焼(き)/毛羽焼(き)】
糸や織物の仕上げの工程で、表面を滑らかにするため、けばを焼き取ること。毛焼き。
け‐やき【毛焼(き)】
1 鳥の羽毛をむしったあと、肌に残った毛を火で焼くこと。 2 「毳(けば)焼き」に同じ。
けんざん‐やき【乾山焼】
元禄(1688〜1704)のころ、尾形乾山が京都の鳴滝(なるたき)で焼きはじめた楽焼き風の陶器。琳派(りんぱ)の画風を意匠化した、雅味のある絵付けが特色。
けんや‐やき【乾也焼】
明治初期、三浦乾也が東京向島で焼きはじめた陶器。尾形乾山の作風に倣ったもので、茶陶が多い。
げんない‐やき【源内焼】
志度焼(しどやき)の別称。平賀源内の創始とされる。
げんぴん‐やき【元贇焼】
明からの帰化人陳元贇(ちんげんぴん)が寛永(1624〜1644)のころに名古屋で焼いた陶器。瀬戸産の陶土を用いた素地(きじ)に呉須(ごす)で書画をかき、これに白青色の透明な釉(うわぐすり)を施し...
こうえつ‐らくやき【光悦楽焼】
本阿弥光悦が焼成した楽焼。主として茶陶で、元和(1615〜1624)以降の作とされる。
こうだ‐やき【高田焼】
⇒八代(やつしろ)焼
こうばい‐やき【紅梅焼(き)】
小麦粉に砂糖をまぜ、こねて伸ばしたものを梅花などの型に抜き、鉄板で焼いたせんべい。