はだ‐やき【肌焼(き)/膚焼(き)】
鋼の表面を硬化させるために、炭素をしみこませ表皮部の炭素濃度を上げてから行う焼き入れ。
はま‐やき【浜焼(き)】
1 とった魚・貝をすぐ浜で焼くこと。 2 とりたての鯛(たい)などを、製塩用のかまで蒸し焼きにするか、塩焼きにするかしたもの。
はん‐しょう【半焼】
[名](スル)火事で建物などの半分が焼けること。半焼け。「昨夜の火事で工場が—した」→全焼
ばい‐しょう【焙焼】
[名](スル) 1 あぶり焼くこと。 2 金属の硫化物・砒化物(ひかぶつ)・アンチモン化物の形の鉱物を、融解しない程度の温度で焼き、硫黄・砒素などを酸化させたり気化させたりすること。金属精錬の予...
ばんこ‐やき【万古焼】
陶器の一。元文年間(1736〜1741)伊勢国桑名の沼浪弄山(ぬなみろうざん)が小向(おぶけ)で創始。赤絵にすぐれ、万古の文字を印した。また、青磁も製し、万古青磁の名がある。明治以降四日市を中心...
ひたき【鶲/火焼】
1 スズメ目の一科。ツグミ属・ノゴマ属・ノビタキ属・イソヒヨドリ属・キビタキ属・オオルリ属などに分類される。「ツグミ」と総称される鳥もヒタキ科に含まれる。ジョウビタキ・キビタキ・ノビタキなどは地...
ひび‐やき【罅焼(き)】
陶磁器で、釉(うわぐすり)に細かいひびの出るように焼くこと。また、その陶磁器。
ひらど‐やき【平戸焼】
長崎県佐世保市三川内(みかわち)から産する磁器。慶長3年(1598)藩主松浦氏に従って朝鮮から渡来した巨関が始めた中野焼が起源。白磁の染め付け・色絵などで有名。三川内焼。
ひろしま‐やき【広島焼(き)】
お好み焼きのうち、具材と生地とを一度に混ぜず、重ね焼きにしたもの。薄い生地と崩した目玉焼きの間に、具材や中華麺をはさむ。広島県の名物で、当地では単にお好み焼きともよぶ。
びぜん‐やき【備前焼】
備前から産する陶器。多く無釉(むゆう)で、火襷(ひだすき)などを特色とする。古代の須恵器が起源とされ、桃山時代から江戸中期に隆盛。桃山以前のものを古備前、江戸以降のものを伊部(いんべ)焼ともいう。