せん【煎】
[常用漢字] [音]セン(呉)(漢) [訓]いる 1 水分がなくなるまで熱する。「煎餅(せんべい)/香煎・焙煎(ばいせん)」 2 煮出す。「煎茶・煎薬」 [難読]煎海鼠(いりこ)
せん‐ごう【煎熬】
1 汁がなくなるまで煮つめること。 2 製塩で、海水、または海水を濃厚にして得た鹹水(かんすい)を煮つめて塩を製すること。
せん‐ざい【煎剤】
生薬を精製水で浸出させて製した液剤。煎じ薬。
せん‐じ【煎じ】
1 煎じ出すこと。「二番—」 2 (「煎脂」とも書く)かつお節製造の際、釜底に沈殿した汁をこして煎じつめたもの。調味料に用いる。 3 「煎じ茶」の略。
せんじ‐ぐすり【煎じ薬】
生薬を煎じた飲み薬。煎薬(せんやく)。
せんじ‐だ・す【煎じ出す】
[動サ五(四)]煎じて成分を出す。煮出す。「野草から薬効成分を—・す」
せんじ‐ちゃ【煎じ茶】
煎じて飲む茶。煎茶(せんちゃ)。
せんじ‐つ・める【煎じ詰める】
[動マ下一][文]せんじつ・む[マ下二] 1 茶・薬などを、その成分がすっかり出つくすまで煮る。「薬草を—・める」 2 行き着くところまで考えを進める。「—・めれば両者の主張は同じことになる」
せんじ‐もの【煎じ物】
薬草などを煎じた飲み物、また、煎じて薬用とするもの。
せん‐じゅう【煎汁】
煮出した汁。煎じ汁。