じぶ‐に【じぶ煮】
鴨(かも)や鶏の肉に小麦粉をまぶし、季節の野菜などと醤油(しょうゆ)味の汁で煮た料理。金沢地方の郷土料理。じぶ鍋。加賀煮。《季 冬》
じょう‐しゃ【蒸煮】
1 ⇒むしに(蒸し煮) 2 ⇒蒸解
すがた‐に【姿煮】
魚などを、もとの姿のままくずさずに煮ること。また、その料理。
すっぽん‐に【鼈煮】
1 スッポンを煮たもの。 2 スッポンの味に似せた料理。ぶつ切りにしたコチ・ナマズなどの魚を、酒を用いた濃いたれで煮てしょうが汁を落としたもの。
す‐に【酢煮】
酢を加えて煮ること。また、その煮物。酢炊き。
するが‐に【駿河煮】
白焼きにしたタイを、出し汁に酢を加えて煮た料理。
せんば‐に【船場煮】
塩鯖(しおさば)のぶつ切りを大根と一緒に煮た料理。
ぞう‐に【雑煮】
餅(もち)に具をあしらった汁物。地方により具はさまざまで、仕立ても澄まし汁・味噌汁といろいろ。主として正月の祝い膳に用いる。《季 新年》「三椀の—かゆるや長者ぶり/蕪村」
ちくぜん‐に【筑前煮】
鶏肉とニンジン・ゴボウ・レンコン・シイタケなどを油で炒(いた)め、砂糖・醤油で味を付け煮詰めたもの。筑前地方の郷土料理。がめ煮。
つくだ‐に【佃煮】
《もと江戸佃島で作ったところから》小魚・貝・海藻などを醤油・みりんなどで煮つめた食品。