えい‐ろう【永牢】
江戸時代の刑罰の一。罪人を死ぬまで牢に監禁するもの。今の終身刑にあたる。ながろう。
かたい‐ろう【過怠牢】
江戸時代の刑罰の一。本刑の代わりに牢に入れたもの。
けん‐ろう【堅牢】
[名・形動]物がしっかりと、壊れにくくできていること。また、そのさま。「—なつくり」「—無比」 [派生]けんろうさ[名] [名]「堅牢地神」の略。
ざしき‐ろう【座敷牢】
格子などで厳重に仕切り、外へ出られないようにして、罪人・狂人・放蕩者(ほうとうもの)などを押し込めておく座敷。
しゅつ‐ろう【出牢】
許されて牢を出ること。出獄。⇔入牢(じゅろう)。
じゅ‐ろう【入牢】
[名](スル)牢に入れられること。また、牢に入ること。にゅうろう。⇔出牢。「以前其の子分のことで—しまして」〈鉄腸・花間鶯〉
じ‐ろう【地牢】
地下に設けた牢。地下牢。
たい‐ろう【大牢/太牢】
1 中国で、天子が社稷(しゃしょく)を祭るときの、牛・羊・豚などの供え物。 2 りっぱな料理。ごちそう。「—の滋味、煮焼て一鍋三百銅」〈魯文・安愚楽鍋〉 3 江戸時代、江戸小伝馬町の牢で戸籍のあ...
だつ‐ろう【脱牢】
[名](スル) 1 牢から逃げ出すこと。脱獄。 2 束縛からのがれること。「この寂寥から—するために」〈三重吉・小鳥の巣〉
つち‐ろう【土牢】
土を掘ってつくった牢。