へい‐こう【平衡】
[名](スル)《「衡」は、はかりのさお》 1 物のつりあいがとれていること。均衡。「からだの—を失う」 2 つりあいがとれて物事が安定した状態にあること。「精神の—を保つ」 3 物体または物質に...
へいこう‐ていすう【平衡定数】
反応が化学平衡に達したとき、温度が一定であれば、反応物質と生成物質の濃度あるいは活動度によらず一定の値を示す定数。
へいこう‐ろん【並行論】
哲学・心理学で、心(精神)と体(物質)はそれぞれ独立していて因果関係はなく、対応関係があるのみとする説。精神物理的並行論。→相制説(そうせいせつ)
へいさ‐けい【閉鎖系】
物理学で、特に熱力学的に、境界を越えた外部とエネルギーのやり取りはあるが、物質のやり取りがない系。ただし、エネルギーと物質のやり取りがない孤立系と同義とされる場合がある。閉じた系。→開放系
ヘキサクロロベンゼン【hexachlorobenzene】
ベンゼンの6個の水素をすべて塩素に置換した化合物。無色の針状結晶。除草剤や穀物用の殺菌剤などに用いられたが、発癌物質でもあり、製造・使用が禁止された。化学式C6Cl6 HCB。ペルクロロベンゼン。
ヘリオポーズ【Heliopause】
太陽から噴き出す太陽風とそれに伴う磁場が、銀河系の星間物質とその磁場にぶつかって形成する境界面。その境界の内側の空間、すなわち太陽風の影響が及ぼされる範囲を太陽圏という。
へんこう‐かく【偏光角】
自然光が屈折率を異にする物質の境界面に入射した時に、その反射光が偏光成分のみになる入射角。1815年、英国の科学者D=ブルースターが発見したため、ブルースター角ともいう。
へんこう‐けい【偏光計】
偏光を利用して、旋光性をもつ物質の旋光度を測定する装置。検糖計はこの一種。旋光計。偏光器。ポラリメーター。
へん‐しつ【変質】
[名](スル) 1 物質や物事の性質が変わること。「この薬品は空気に触れると—する」 2 ふつうとは違う病的な性質や性格。
へん‐せい【変性】
[名](スル) 1 性質などが変わること。また、その変わった性質。「倫理の情は度々の経験を積んで—せる私利心なり」〈田口・日本開化小史〉 2 たんぱく質のアミノ酸配列はそのままで、立体構造が変化...