よび‐な【呼(び)名】
1 物や人が普通に呼ばれている名。特に、正式の名前に対して平常呼ばれている名。通称。通り名。「親分の—で通っている男」 2 平安時代、宮中の女官を官名や国名などをつけて呼んだもの。紫式部・清少納...
よ‐まわり【夜回り/夜廻り】
夜、警備のために所定の地域や建物内を見回ること。特に、冬の夜、火災防止のために拍子木などを打ちながら町内を見回ること。また、その人。夜警。夜番。《季 冬》
よみ‐きかせ【読(み)聞かせ】
1 本を読んで聞かせること。特に、幼児や低学年児童に対し、絵本や児童書などを音読して聞かせること。 2 ⇒読み聞け
よめ‐が‐きみ【嫁が君】
ネズミの別名。特に正月三が日に忌み詞として使う。《季 新年》「行灯(あんどん)の油なめけり—/子規」
より‐おや【寄親】
1 主従関係などを結んでいる者を親子関係に擬して、その主をいう語。特に、戦国大名は有力な武将を寄親とし、在地土豪などを寄子(よりこ)として軍事組織を編制した。 2 江戸時代、奉公人の身元保証人。
縒(よ)りが戻(もど)・る
1 かけた縒りが、もとに戻る。 2 物事が元通りになる。特に、男女の仲が元通りになる。「別れた恋人と—・る」
より‐つき【寄(り)付き】
1 よりつくこと。そば近くへ寄ること。「兎に角に—を好くするこそ緊要なれ」〈福沢・学問のすゝめ〉 2 入ってすぐの部屋。 3 庭園などに設けられた簡単な休み場所。 4 茶の湯で、待ち合い3の異称...
縒(よ)りを戻(もど)・す
1 縒り合わせたものをほどいてもとに戻す。 2 物事をもとの状態にする。特に、男女の仲を元通りにする。「前夫と—・す」
よろい【鎧/甲】
《動詞「よろ(鎧)う」の連用形から》 1 着用して身体を被護する武具。被護部分により、頸甲(くびよろい)・肩甲・胸甲・膝甲(ひざよろい)などという。 2 胴から大腿部(だいたいぶ)にかけて被護す...
よわなさけうきなのよこぐし【与話情浮名横櫛】
歌舞伎狂言。世話物。9幕。3世瀬川如皐(じょこう)作。嘉永6年(1853)江戸中村座初演。木更津の博徒の妾(めかけ)お富と伊豆屋の若旦那与三郎の情話を描いたもので、特に4幕目「源氏店(げんじだな...