かん‐かつ【奸黠/姦黠】
[名・形動]悪賢いこと。また、そのさま。狡猾(こうかつ)。「吾人は—の悪人の、今一層—なるを厭わず」〈蘇峰・近来流行の政治小説を評す〉
ぎ‐へん【欺騙】
[名](スル)《「きへん」とも》 1 あざむきだますこと。欺瞞(ぎまん)。「狡猾(こうかつ)能(よ)く人を—し」〈織田訳・花柳春話〉 2 軍隊が敵をだますためにとる行動。「敵の偵察者を—する」
こう【狡】
[音]コウ(カウ)(漢) [訓]ずるい こすい 悪賢い。ずるい。「狡獪(こうかい)・狡猾(こうかつ)・狡兎(こうと)」
こう‐かい【狡獪】
[名・形動]悪賢いこと。ずるく立ち回るさま。狡猾(こうかつ)。「—な政治家」
こす・い【狡い】
[形][文]こす・し[ク] 1 人を欺いて自分に有利に立ち回るさま。悪賢い。狡猾(こうかつ)である。ずるい。「—・いやり方」 2 けちだ。「年のくれ互ひに—・き銭づかひ/野坡」〈炭俵〉 [派生]...
シシュフォス【Sisyphos】
ギリシャ神話で、狡猾(こうかつ)なコリントスの王。ゼウスの怒りにふれ、死後、地獄に落とされて大石を山頂まで押し上げる罰を受けたが、大石はあと一息のところで必ず転げ落ちたという。シジフォス。シーシ...
ずる‐がしこ・い【狡賢い】
[形][文]ずるがしこ・し[ク]悪知恵がはたらく。狡猾(こうかつ)である。悪賢い。「—・いやり方」