こい‐ねこ【恋猫】
さかりのついた猫。《季 春》「—の恋する猫で押し通す/耕衣」
こ‐ねこ【小猫/子猫/仔猫】
小さな猫。また、猫の子。《季 春》「スリッパを越えかねてゐる—かな/虚子」 [補説]書名別項。→小猫
こねこ【小猫】
村井弦斎の小説。明治24年(1891)から翌明治25年(1892)にかけて「郵便報知新聞」に連載。
さび‐ねこ【錆猫】
黒・茶の毛がまだらに入りまじった模様の猫。三毛猫と同じく、雄はほとんどいない。
シャム‐ねこ【シャム猫】
家猫の一品種。体はほっそりとし、短毛で灰白色。長い尾や脚・耳・鼻先が暗褐色など濃い色で、目は青。原種はシャムの王宮で飼育されていたといわれる。サイアミーズ。
シュレーディンガー‐の‐ねこ【シュレーディンガーの猫】
オーストリアの物理学者、E=シュレーディンガーが考案した量子力学に関する思考実験。ラジウムがα粒子を放出すると毒ガスが発生する装置を猫とともに箱に収め、α崩壊の半減期を経過した後に猫の生死を問う...
じゃこう‐ねこ【麝香猫】
食肉目ジャコウネコ科の哺乳類。体形はイタチに似て、吻(ふん)が長く、毛色は灰黄褐色で黒斑が並び、長い尾には白と黒の輪模様がある。下腹部に麝香腺をもつ。夜行性。東南アジアに分布。
すなどり‐ねこ【漁り猫】
ネコ科の哺乳類。家猫よりやや大きく、灰褐色の体に黒い斑点がある。南アジアの山地の川辺にすみ、水辺の岩から前足で魚を上手にすくいとる。
すな‐ねこ【砂猫】
ネコ科の哺乳類。北アフリカから中東、ロシアにかけての砂地・荒地に生息。体長約50センチでイエネコに似るが、耳がやや大きく、足の裏は長い毛に覆われる。
せい‐びょう【成猫】
成長した猫。