ぎょく‐じょ【玉女】
1 玉のように美しい女性。「七宝の蓮花を生じ、一々の花の上に各七人の—あり」〈太平記・二四〉 2 仙女。天女。「仙人には婦(め)无(な)し。—には夫无し」〈今昔・一〇・九〉
ぎょく‐じょう【玉条】
1 美しい枝。 2 尊重し、守るべき規則・法律。「金科—」
ぎょく‐じん【玉人】
1 玉を磨き、加工する職人。 2 容姿の美しい人。また、人格の高い人。
ぎょくずい【玉蕊】
鎌倉時代、九条道家の日記。承元3年(1209)から暦仁元年(1238)まで断続的に伝わり、有職故実(ゆうそくこじつ)に詳しい。祖父兼実(かねざね)の日記「玉葉」にちなむ名。光明峰寺殿記。峰禅閤記。
ぎょく‐ずい【玉髄】
石英の微小な結晶からなる鉱物。透明または半透明で、色は白・灰・淡褐・赤・緑色など、含む不純物により異なる。美しいものは飾り石にする。カルセドニー。
ぎょく‐せい【玉成】
[名](スル)玉のようにりっぱに磨きあげること。りっぱな人物に育てあげること。
ぎょく‐せいり【玉整理】
信用取引や清算取引で、売買が増加して相場の動きが鈍くなったとき、売り方の買い戻しと買い方の転売によって、取り組みが整理されること。
ぎょく‐せき【玉石】
1 玉と石。 2 価値のあるものとないもの。良いものと悪いもの。「—混淆」 3 宝石。〈日葡〉
ぎょくせき‐こんこう【玉石混淆】
[名](スル)《「抱朴子」外篇・尚博から》価値のあるものとないものとが、入りまじっていること。 [補説]「玉石混合」とするのは誤り。
玉石(ぎょくせき)倶(とも)に焚(た)く
《「書経」胤征から》良いものも悪いものも、ともに滅びる。