あか‐べこ【赤べこ】
《「べこ」は東北方言で牛の意》福島県会津若松市でつくられる郷土玩具。赤く塗った張り子の首振り牛。疱瘡(ほうそう)除けや子育ての縁起物。
あり‐がたち【有り形】
《「ありかたち」とも》そのままのありさま。現在ある形。ありかた。「自然を歪(ゆが)めずに、—のまま玩具(おもちゃ)にする」〈里見弴・多情仏心〉
いた‐がえし【板返し】
1 板葺(ぶ)き屋根の板を葺きかえること。 2 玩具の一。小さな長方形の板をいくつもつなぎ、その端の板を持ってぶら下げると板の表が次々と現れ、その端板を返すと、裏が次々と出てくるようにこしらえた...
いと‐でんわ【糸電話】
玩具の一。長い糸の両端に筒をとりつけ、一方の筒に口を当てて話すと、糸が振動して音が伝わり、もう一方の筒に聞こえるもの。
いまど‐やき【今戸焼】
1 今戸で産した焼き物。天正年間(1573〜1592)に始まるといわれ、素焼きを主とし、日用雑器・瓦や人形などの玩具も作った。 2 《今戸人形の顔から》不器量のたとえ。「自分の面(つら)あ—の狸...
うき‐にんぎょう【浮(き)人形】
1 壺の上に人形を立て、壺の下の方に差し込んだ笛を吹くと、人形が回る仕掛けの玩具。 2 水に浮かせて遊ぶ玩具。セルロイドなどの舟に小さな人形をのせたもの。樟脳(しょうのう)などを利用して走るもの...
うきよ‐ぶくろ【浮世袋】
絹布を三角形に縫った中に綿を入れ、上の角に飾り糸をつけたもの。江戸時代、通人が懸け香の匂い袋としたり、遊女屋の暖簾(のれん)につけたりしたが、のちには子供の玩具になった。
うぐいす‐ぶえ【鶯笛】
鶯の鳴き声に似た音を出す玩具の笛。主に竹製。初音(はつね)の笛。《季 春》
うし‐おに【牛鬼】
1 牛の形をした妖怪。また、地獄の獄卒である牛頭(ごず)。 2 愛媛県宇和島市の秋祭りに出る真っ赤で長大な牛の作りもの。また、それをまねて作った玩具。
うち‐ぬ・く【打(ち)抜く/打ち貫く】
[動カ五(四)] 1 強くたたいたり、突き刺したりして穴をあける。「釘(くぎ)が板壁を—・く」 2 厚紙や金属板に型を当てて、その型どおりに抜き出す。「玩具の型を—・く」 3 壁や仕切りを取り外...