けいせん‐せき【珪線石】
アルミニウムの珪酸塩からなる鉱物。紅柱石・藍晶石(らんしょうせき)と多形の関係にある、褐色・淡緑色・白色の細い柱状結晶。斜方晶系。変成岩中に産出。
けい‐そ【珪素/硅素】
炭素族元素の一。地殻中では酸素の次に多く、天然に遊離状態では産出しないが、酸化物または珪酸塩として岩石や土の主成分となっている。工業的には珪砂(けいしゃ)を電気炉内で炭素で還元して製する。製法に...
けい‐そう【珪藻】
「珪藻類」に同じ。
けいそう‐ど【珪藻土】
珪藻の遺体が海底や湖沼の底などに沈殿してできた堆積物(たいせきぶつ)。主成分は二酸化珪素。純粋なものは白色、ふつうは淡黄色で、多孔質。断熱材・保温材・吸着剤・研磨剤・濾過(ろか)剤やダイナマイト...
けいそう‐なんでい【珪藻軟泥】
珪藻の遺体を主成分とし、細泥・鉱物・有孔虫遺体なども含む海洋堆積物(たいせきぶつ)。淡黄色または灰色。寒帯地方の水深1000〜4000メートル付近に多い。
けいそう‐るい【珪藻類】
黄色植物の一群の総称。水中に単細胞あるいは群体で分布。褐色または黄褐色で、珪酸質の2枚の硬い殻をもつ。種類は多い。
けいそ‐こう【珪素鋼】
鉄と珪素の合金。炭素を0.02パーセント以下と少なくし、珪素を1〜4パーセント含んだものをいう。変圧器などの鉄心に用いる。
けいそ‐ゴム【珪素ゴム】
⇒シリコーンゴム
けいそ‐じゅし【珪素樹脂】
⇒シリコーン樹脂
けいそ‐てつ【珪素鉄】
珪素の含有量が10〜20パーセントの、鉄と珪素との合金。耐酸合金の一つ。フェロシリコン。