おち‐こち【遠近】
1 遠い所と近い所。あちらこちら。「鶏の声も—に聞こえる」〈藤村・千曲川のスケッチ〉 2 将来と現在。昔と今。「またまつく—兼ねて言(こと)は言へど逢ひて後こそ悔いはありといへ」〈万・六七四〉
オッフェンバッハ【Offenbach】
ドイツ中西部、ヘッセン州の都市。マイン川に面する。近世にフランスからユグノー教徒が移住して伝えた皮革工業が発達。フランクフルトに隣接し、現在もライン‐マイン工業地帯を代表する都市として知られる。...
おつつ【現】
現在。うつつ。「今の—に尊きろかむ」〈万・八一三〉 [補説]助詞「に」に続くときは「おつづに」と濁音化することもあった。
おと‐の‐かべ【音の壁】
飛行機の速度が音速に近づくときに生じる抵抗・振動・揚力低下などの物理的障害。越えられないと考えられたところからの名で、現在の超音速機では克服されている。
おとめ‐ざ【乙女座】
黄道十二星座の一。6月上旬の午後8時ごろ南中する。α(アルファ)星のスピカは光度1.0等。その方向の彼方(かなた)に乙女座銀河団がある。現在、秋分点はこの星座にある。学名 (ラテン)Virgo
オトラル【Otrar】
中央アジアのシルダリア川下流部、アリス川との合流点近くにある古代のオアシス都市の遺跡。現在のカザフスタン共和国南部の町カラタウの近郊に位置する。10世紀から15世紀頃に交易の要衝として栄えた。1...
おな‐ご【女子】
《「おんなご」の音変化》 1 女。女性。 2 女の子供。女の子。 3 女中。下女。「高島屋の—に呼びかけられて」〈浮・一代男・七〉 [補説]現在、多く東北地方や関西で使われる。
オニサンティ‐きょうかい【オニサンティ教会】
《Chiesa di Ognissanti》イタリア中部、トスカーナ州の都市フィレンツェにあるフランチェスコ修道会の教会。13世紀の創建。17世紀から18世紀にかけて改修されて、現在見られるバロ...
お‐ふくろ【御袋】
自分の母親を親しんでいう語。古くは敬称として用いたが、現在では主に男性が、他人に対して自分の母をいうのに用いる。⇔親父(おやじ)。 [補説]作品名別項。→おふくろ
オブラドイロ‐ひろば【オブラドイロ広場】
《Plaza del Obradoiro》スペイン北西部、ガリシア州の宗教都市サンティアゴ‐デ‐コンポステラの旧市街にある中心的広場。中世以来、ヨーロッパ随一の巡礼聖堂として知られるサンティアゴ...