えんとく‐ばん【延徳版】
延徳4年(1492)薩摩で出版された「大学章句」の再刊本。日本最初の漢籍新注として有名。文明13年(1481)刊行の原刻本は現存しない。
えんりゃく‐そうろく【延暦僧録】
奈良時代の伝記書。唐からの帰化僧思託(したく)の著。延暦7年(788)成立。日本最初の僧の伝記といわれるが、現存せず、宗性(そうしょう)の「日本高僧伝要文抄」などに一部が引用されている。
おうごん‐もん【黄金門】
《Golden Gate》パレスチナ地方の古都エルサレムの旧市街(東エルサレム)にある城門の一つ。東側に位置し、宗教的に重要な意味をもつ神殿の丘に面する。現存する八つの城門の中で唯一閉ざされてお...
おおうら‐てんしゅどう【大浦天主堂】
長崎市南山手町にあるゴシック風のカトリック教会堂。日本現存最古の洋風建築で、二十六聖人殉教記念聖堂として元治元年(1864)完成。明治初期に改築。国宝。 [補説]平成30年(2018)、原城や平...
おおさき‐はちまんじんじゃ【大崎八幡神社】
仙台市八幡町にある神社。祭神は応神天皇・仲哀天皇・神功(じんぐう)皇后。現社殿は慶長12年(1607)に伊達政宗(だてまさむね)が建立。現存する最古の権現造りで、国宝。大崎八幡宮。
おおず‐じょう【大洲城】
大洲市にある旧大洲藩の城。元弘元年(1331)、宇都宮豊房の創築という。慶長年間(1596〜1615)藤堂高虎・脇坂安治らが修築。元和3年(1617)以降、加藤氏が在城。本丸の台所櫓・高欄櫓、二...
おお‐たぶみ【大田文】
鎌倉時代、各国ごとに田地の面積や領有関係などを記録した土地台帳。淡路(あわじ)・若狭(わかさ)・但馬(たじま)・常陸(ひたち)などのものが現存。
おかやま‐じょう【岡山城】
岡山市にある旧岡山藩の城。天正元年(1573)から宇喜多直家・秀家の2代にわたり築城。慶長8年(1603)以後は池田氏の居城となる。天守閣が黒色なので烏城(うじょう)とよばれた。月見櫓(やぐら)...
おぶすまさぶろうえことば【男衾三郎絵詞】
鎌倉中期の絵巻物。現存一巻。作者未詳。武蔵国の吉見二郎・男衾三郎という武士の兄弟をめぐる物語を絵巻にしたもの。
オリンピコ‐げきじょう【オリンピコ劇場】
《Teatro Olimpico》イタリア北東部、ベネト州の都市ビチェンツァにある16世紀建造の劇場。アンドレア=パラディオが古代ローマ時代の円形劇場を模して設計したが、建設半ばにして死去し、弟...